もはや大学は不要か。AI失業急増の陰で「年収1000万」の“ブルーカラー争奪戦”が超過熱

画像はAIで生成したイメージ

米国で「ブルーカラービリオネア(肉体労働者の超富裕層)」というワードが注目されている。

良い大学を出て大手の事務職に就いても、AI(人工知能)の普及でホワイトカラー人材は大量リストラの危機に脅えているという。

一方で、肉体労働者のブルーカラー人材は人手不足で賃金の上昇が続いており、米国では年収3000万円を超す人も増加。日本でもとび職や解体業、製造業などで年収1000万円以上も珍しくなくなり、若者の間では手に職をつけるブルーカラー志向が高まっているのだ。

「AIの台頭により高学歴で大手企業に入ってもリストラされる時代。かつて“ブルーカラー”と揶揄されていた配管工や建設業などの職人は高年収も多く、技術を持つ職人の争奪戦が過熱している」(経済評論家)

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事務職のリストラ相談が急増中

いくらAIへの転換が進んでも、熟練の技術やノウハウはAIでは補えない。少子化が進む日本では大学進学率が上がったものの、逆に中学や高校を卒業してすぐに現場で働く人が少なくなり、職人の人材不足に拍車を掛けている。

外国人労働者を受け入れても人出不足を賄えず、建設業や運輸業、介護職などを中心に賃金の上昇トレンドが続いていきそうだ。

「近年はチャットGPTなどの普及で大量の仕事のAI代替が加速しています。人間の能力がAIやコンピュータに取って代わる時代は2045年といわれていましたが、すでに大手や中堅企業からも事務職のリストラ相談が急増しています」(リストラ専門のコンサルティング会社)

AIなどのテクノロジーが進みホワイトカラー人材が淘汰される中、AIで置き換えられない業種は、今後さらに価値が高まっていくだろう。せっかく良い大学に入っても、意味のない時代になりつつあるのだ。

『週刊実話』3月5・12日号より