金与正氏に「ブランド品」で命乞い! 北朝鮮幹部が極刑を免れた驚愕の裏工作一部始終

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北朝鮮の金正恩総書記の実妹・金与正朝鮮労働党副部長のおかげで、首の皮一枚でつながり命拾いした党幹部がいる。1月末、韓国の独立系メディア『サンドタイムズ』が伝えた。

事の顚末はこうだ。党財政経理部が管理する輸出入物資の処理過程を調査したところ、大量の高級輸入品が消失していることが判明。調査の結果、党宣伝煽動部で金氏王朝の偶像化を主導してきた朱昌日部長が職権を乱用し、実務者と結託して物資を横流ししていた疑惑が浮上したのだ。

正恩氏はこれを受け、組織指導部と規律調査部に対し、徹底調査を命じる「1号方針(絶対命令例)」を下達。そして、朱部長には国家財産横領や権限乱用、唯一的指導体制の毀損など計6件の重罪が適用され、政治犯収容所送りや極刑が検討され始めた。

だが、情勢は一転する。朱部長は“部下”に当たる与正氏に慈悲を乞うたのだ。そして、与正氏は兄の正恩氏に直訴したという。

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「正恩氏は、すべての証拠を確認した上で、『今回だけは寛大に処理せよ』と異例の通達を指示したのです。その結果、朱部長は厳重注意にとどまり、職位も維持されました。
理由についてさる韓国メディアは、『朱部長は海外出張の度に与正氏好みのフランス製高級ブランド品などを密かに贈り、関係を築いてきたことが功を奏した』と解説しています。
独裁体制の北朝鮮らしい話ですが、さらに北朝鮮らしいのはここから先。何と贈り物ができなかった朱部長以外の実務責任者は全責任を負わされ、政治犯収容所に送られたというのです」(北朝鮮ウオッチャー)

兄妹の強固だが歪な関係を物語るエピソードだが、この事件処理を巡っては別の注目点もある。

「正恩氏の娘・ジュエ氏への権力移譲の中で、最大の障害になり得るのが与正氏です。正恩氏にとって、ジュエ氏の時代が来れば“整理すべき対象”となるかもしれない。この一件で2人の関係の維持が証明されたとはいえ、今のところ、の限定付きです」(同)

出しゃばり過ぎは禁物だ。

『週刊実話』3月5・12日号より