スタプラ新星「RE-GE」始動にファン複雑―― AMEFURASSHIら“解散発表”から2カ月、素直に祝えない理由

「10年の重み」を借りた最短デビューの残酷

今回のイベントで披露された先輩グループ「いぎなり東北産」のカバー。いぎなり東北産といえば、結成から10年という長い年月、泥臭く地道な活動を積み重ね、ようやく2025年にメジャーデビューを掴んだ“努力と継続”の象徴だ。

一方でRE-GEは、結成と同時に大手レコード会社とのタッグが決まり、6月にはデビューシングルの発売が確定している。

デビュー前から大規模なプロモーションが動き、“最短ルート”での成功が前提となったプロジェクトとしてスタートしている。

10年かけて辿り着いた先輩の背中を、事務所が用意した資金力と効率的な戦略で一気に追い越していくように見える――。この“対比”が、既存のファンに強烈な違和感を与えている。

「10年かけて夢を掴む物語がある一方で、片や最短で利益が出るモデルへの乗り換え。事務所の“売り出し方”の露骨な差に絶望する」

「解散発表からお披露目までのスパンが短かすぎる。まるでリストラ直後の新規事業説明会だ」

これらは決して一部の過激な声ではない。事務所が目先のプロモーションや資金力を優先し、既存のファンが大切にしてきた“物語”を軽視しているように見えることへの、極めて真っ当な危機感だ。

「RE-GE」が背負わされた重すぎる宿命

RE-GEのメンバー自身に罪はない。むしろ、努力で勝ち取ったデビューの舞台に立っている。

しかし、デビューの瞬間から「先輩たちの居場所と予算を奪った存在」というレッテルを背負わされてしまっているのも事実だ。

もし事務所が既存グループを“維持コストのかかる過去の資産”として扱い、RE-GEを“効率的な収益モデル”として位置づけたように見えるのだとすれば、それはアイドルにとって最も重要な“物語(ナラティブ)”を揺るがす。

かつて「ももいろクローバーZ」が築いた“ファンと共に歩むスタプラ精神”は、今や「目先のプロモーション」の前に霞んでしまったのか――そんな疑念すら生まれている。