侍ジャパン候補から「海外浪人」へ。羽月隆太郎、メキシコで再起を図るアウトローな“生存戦略”

広島東洋カープ公式サイトより

1月27日、指定薬物・エトミデート(通称・ゾンビタバコ)を使用したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで広島県警に逮捕された広島東洋カープの羽月隆太郎。野球ファンからは今後の処遇が注目されているが、関係者の間に「海外移籍が有力」との情報が駆け巡っている。

羽月は当初「覚えがない」と容疑を否認していたものの、尿検査での陽性反応と自宅から押収された複数のカートリッジを前に、後に使用を認める供述を始めた。29日には検察へと身柄が送検されたが、今後の成り行きによっては、“引退”も現実となりかねない状況なのである。

「大麻や麻薬といった麻薬取締法違反だと7年以下、または1年以上10年以下の拘禁刑ですが、ゾンビたばこは3年以下の比較的軽い犯罪です。初犯ということもあり、しっかりと反省の意を示せば、起訴猶予や不起訴の可能性も残されています。その場合は、1年ほどの出場停止で済むのでは」(地方紙社会部記者)

しかし、もし起訴の上で有罪判決が下れば、居場所は途端に厳しくなる。

「初犯や軽微なことを考えると執行猶予は付くでしょうが、仮に起訴されて有罪判決が下れば、プロ野球選手としてのキャリアは潰えたも同然。運良く出場停止で済んだとしても2シーズンほどの長期間が予想され、技術的にも肉体的にも第一線に戻ることは不可能でしょう」(スポーツ紙デスク)

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安楽智大・オコエ瑠偉の存在に背中を押される展開に?

そこで今、水面下で囁かれているのが、メキシカンリーグへの移籍プランだというのだ。

「現在、メキシコにはパワハラ騒動で楽天を解雇された安楽智大や、オンラインカジノ問題で書類送検された元巨人・オコエ瑠偉といった日本人選手が在籍しています。いわば、メキシカンリーグは問題児たちの駆け込み寺。羽月も今さら転職等はできないと、メキシコで野球を続ける意向のようです」(球界関係者)

日本に居場所がない以上、海外に身を置かざるを得ないが、右も左も分からない異国の地は孤立しかねない。羽月にとって、オコエや安楽の存在は心強い後ろ盾となるわけだ。

「羽月サイドの狙いは明確。不起訴や起訴猶予で短期間の謹慎なら、NPB復帰に望みをかけて耐え忍ぶんです。逆に有罪で長期謹慎、またはNPB追放なら、執行猶予が明けるまでトレーニングを積み、制限が解けた瞬間に海を渡る。メキシコであればNPBほどの潔癖さは求められないし、実力さえあれば前科も問われません。今から一般の仕事に転職するより、彼にとっては現実的な生存戦略というわけです」(同)

次世代を期待された韋駄天が次にプレーするのは、メキシコのグラウンドになるのかもしれない。メキシカンリーグはさながら、問題児たちが肩を寄せ合い、再起を図るフリースクールのようなコミュニティだ。