【深淵ホラー劇場:映画界が封印した『G級の神々』】#5 【驚異】『食人族』からの恐怖の遺産! ファウンド・フッテージ映画祭に見るホラーの未来形!

ファウンド・フッテージの新しく古典的な手法! ハイブリッドが観客を翻弄する!

レバノン映画『What Is Buried Must Remain(埋もれたものは埋もれ続ける)』(2022年)は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の亜流ホラーだが、驚くことにカメラの視点は別の視点への境界を自由に行き来してしまう。

この映画はUFFで「ハイブリッド」と呼ぶカテゴリーに分類されている。つまり、インワールド・カメラの枠に完全には収まらない。これらの映画にはインワールド・カメラのシーンに加えて、多くの「伝統的な」撮影方法によるシーンが含まれている。相反する二つの形式が融合するのだ。

『What Is Buried Must Remain』が他の作品と一線を画するのは、エンディングで「ハイブリッド」部分が見事に正当化されている点だとエヴァンは語る。

この手法を用いることで、映画はより感動的に幕を閉じる。余談だが、ファウンド・フッテージの古典『食人族』(1980年)もこの新たなカテゴリーであるハイブリッドに分類される。

自らの眼球を切開する! 監督エヴァン・ジョーダンの問題作!

自らの眼球を切開する!監督エヴァン・ジョーダンの問題作!

さて、監督エヴァン・ジョーダンについても語らねばならない。短編『The Invert(s)』では実際の眼球手術映像が使用される。そのショッキングな映像は1年以上前に撮影された、監督の眼の手術の様子だ。

「手術中、元妻は家族待合室で待っていました。モニターには手術の様子がリアルタイムで流れていたんです。私がその映像を欲しがると分かっていた彼女は本能的にスマホを取り出して録画しました。その映像は、ふさわしいアイデアが見つかるまで私のハードドライブに眠っていました」

そして、その手術シーンが収められた『The Invert(s)』は日々繰り広げられている現実世界の政治的混乱を描いたSFホラーである。

「この作品を見返して、今でもタイムリーだと感じることに驚きました。これは繊細な議論が一般的とはいえない、世界の現状を残念ながら反映していると言えます」