「煽る」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】

お祭り、広告、建設業界でも活用

●酒を煽る
一気に酒を飲み干すことを「杯(さかずき)を煽る」と言います。これは、火が勢いよく燃え上がるように、勢いよく喉へ流し込む様子から来た表現です。

●「風に煽られる」
台風などの強い風で傘が逆さまになったり、看板が揺れたりする状態を指します。物理的な「風の勢い」を直接的に表す、本来の漢字の意味に近い使い方です。

●「煽り(あおり)」は建築用語にも
ドアや窓が風で急に閉まらないように固定する金具のことを「あおり止め」と呼びます。風に煽られるのを防ぐための知恵です。

●「煽り文句(キャッチコピー)」
週刊誌の見出しや映画のポスターなどで、読者の興味を強く惹きつけるために工夫された短い文章を「煽り文句」と言います。

●「扇」という字の面白さ
扇(おうぎ)という字は、「戸」と「羽」から成っています。これは「戸の隙間から羽を動かして風を入れる」様子を表した、風にまつわる風情ある漢字です。

●「お祭りでの煽り」
祭りの山車(だし)を引く際や神輿を担ぐ際に、威勢の良い掛け声で周囲の気分を盛り上げることも「煽り」と言います。この場合はポジティブな活気を生む意味で使われます。