「目眩」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】


脱水症状でなることも…

正解は「めまい」です。

【目眩の語源と漢字の由来】

「目眩(めまい)」は、自分自身や周囲が動いていないのに回転しているように感じたり、不安定でふらつく感覚を覚える、平衡感覚の障害を指す症状です。

漢字もこれを表しており、「目」はそのまま「眼」を、「眩」は「まぶしい」「目がくらむ」という意味を持ち、この二文字で、「目がくらみ、目の前がグルグルと回るような感覚」を表現しています。

和語の「めまい」の語源は、「目(め)」に「廻り(まわり)」が組み合わさって変化したという説が有力です。「目が回る」という表現が、そのまま症状の名称になったと考えられます。

【平衡感覚の乱れ! 目眩(めまい)のトリビア】

●平衡感覚の仕組み
目眩の多くは、耳の奥にある三半規管や前庭などの平衡感覚器の異常が原因で起こります。目から入る情報と耳の平衡感覚の情報が一致しないと、脳が混乱し目眩が起きます。

●目眩の種類
目眩は大きく分けて、周囲がグルグル回るように感じる「回転性めまい」と、体がフワフワ浮いているように感じる「浮動性めまい」、立ちくらみのような「動揺性めまい」の三つに分類されます。

●「立ちくらみ」との違い
立ちくらみ(起立性低血圧)は、血圧の急な低下によって一時的に脳への血流が減り、意識が遠のく感覚です。これに対し目眩は、平衡感覚の異常によるものが主であり、原因が異なります。

●「耳鳴り」との関連
メニエール病など、内耳の疾患による目眩は、しばしば耳鳴りや難聴を伴います。

●乗り物酔いの正体
乗り物酔いは、視覚(目)が感じる情報と、内耳(平衡感覚器)が感じる情報が食い違うことで起こる目眩の一種です。

●目眩体操
一部の目眩(良性発作性頭位めまい症など)に対しては、特定の頭位や運動を行うことで症状を改善する「目眩体操」が有効とされています。

●ストレスの影響
過度なストレスや睡眠不足は、自律神経の乱れを引き起こし、間接的に平衡感覚に影響を与えて目眩の原因となることがあります。