松井秀喜、ついに来季監督就任へ キャンプで見えた就任前倒しの“2つの予兆”

松井秀喜(C)週刊実話Web

2026年2月、宮崎。球春到来の華やかな空気とは裏腹に、巨人のキャンプ地には張り詰めた緊張感が漂っていた。

その中心にいるのは、悲壮な決意を口にする阿部慎之助監督と、臨時コーチとして監督以上の存在感を放つレジェンドOB・松井秀喜だ。

緊張感の正体は、次期監督をめぐる人事。阿部監督の退任は内々定状態で、かつて「時間の問題」と言われていた松井の監督就任に、ここへ来て「当初の計画より前倒しされる」との衝撃情報が走っている。

その信憑性を物語るのが、前述のキャンプ地では垣間見えた“2つの予兆”だ。

「しっかり決断する。全ての責任は自分が全部取る」阿部監督はキャンプイン前日の1月31日、事実上の“進退伺”とも取れる言葉で退路を断った。しかし、先発の駒不足に加え、ただでさえ貧打の中での主砲・岡本和真のメジャー流出と、戦力を見れば今季の苦戦は火を見るよりも明らかだ。

「戦力的に今季はBクラスもありえますし、阿部監督自身もこれを分かっていますから、この宣言は“退路を断つ”というより“引責辞任予告”に近い。関係者の間でも、『阿部の退任はもはや決定事項』と冷ややかな見方が大勢を占めています。
フロントも、阿部は3年契約が切れる今季限りで退任させ、次期監督を挟み、万全のチーム状態で松井監督にバトンタッチする構想を描いていました。レジェンドOBである松井には監督としてミソをつけるわけにはいかないため、間に1人挟んでチームの再建を託してから“禅譲”するというわけです」(スポーツ紙デスク)

だが、そのシナリオはここへ来て書き換えられた。阿部監督の今季限り退任は変わらないが、間髪入れず松井が監督に就任するというのだ。

【関連】WBC日本代表2026が発表 井端ジャパンは「史上最強」か

キャンプで見えた松井秀喜の“心変わり”

「松井氏はこれまでも臨時コーチをしてきましたが、今回はこれまでと目の色が違います。若手への指導も具体的で、まるで自分のチームの戦力を吟味しているよう。これは単なるアドバイスではなく、阿部の後に自分が指揮を執るための“予行演習”であり、戦力の“実地視察”だと見るのが自然です」(ローカル局キャンプ取材記者)

阿部監督の“実質辞任宣言”と、“松井臨時コーチ”の動き。2つの出来事は、今季のシーズン終わりに松井監督が誕生する予兆というわけだ。実際、親会社の内部でも下準備が進められている。

「これまで松井氏は自身の監督待望論に『時期尚早』と否定的でしたが、恩師・長嶋茂雄さんの逝去と、堕ちるところまで堕ちた阿部巨人の惨状を受け、愛する巨人の建て直しを誓ったようです。順位低迷でファンに叩かれるのが目に見えている再建期でも、監督を引き受ける腹づもりだといいます。
この“覚悟”を受け、日本テレビも含めた読売グループ全体が、松井歓迎ムードの醸成を進めるとか。たとえチームが弱くても、数年は“育成期間”として大目に見る好意的な報道をし、ファンの批判から総力を挙げて松井を守る―。この確約が取れたからこそ、松井氏も就任へ動いたのでしょう」(読売グループ幹部知人)

阿部監督が焼け野原にした焦土の上に、松井が監督として立つ―。映画のゴジラは街を破壊するが、ゴジラ松井は巨人軍の再建に着手する可能性が急速に高まっている。