WBC侍ジャパン最後の一枠は吉田正尚! 前回打点王の選出に「投手不足」を危惧する球界のホンネ

想定される“最悪のシナリオ”

実際、最後の一枠を投手に割かなかった代償は、本戦において残酷な形で現れる可能性がある。

「今回の侍ジャパンは、山本に前回大会も活躍した髙橋宏斗、菊池雄星らエース級を揃えてはいるものの、“後”に続く先発や第2先発の層が薄い。短期決戦ゆえに中継ぎのロングリリーフ継投でしのぐつもりかもしれないが、当然ブルペン陣には過密日程による凄まじい負荷がかかります」(スポーツ紙デスク)

大谷が投げない以上、投手力で勝つのが昨今の侍ジャパンのスタイル。そこを覆すとは、吉田の“打力”に懸け、打ち勝つ野球を目指すのかもしれないが…。

「打てれば良いが、吉田はコンディションに不安があるし、昨季を見ると、そもそも世界には通用しない打者だった可能性もある。もし先発が早い段階で崩れれば、立て直す駒が足りずに自滅する…そんな最悪のシナリオが現実味を帯びてきました」(同)

吉田が前回にMVP級の活躍をし、日本では稀代の名打者であったことは誰もが認めるだろう。しかし、メジャーの壁にぶつかり、万全とは言えない状態の彼を“ラストサムライ”に選んだことは、さまざまな方面で懸念を残しそうだ。

吉田の選出は前回大会の成功体験に縛られたのか、それとも、井端弘和監督にはファンの想像を超える秘策があるのか…投手力不足という火種を抱えたまま、侍ジャパンはどう戦うのか。