玉の輿の幸せが暗転! 20年ぶり再会実母の「たかり」に困惑する33歳資産家妻の悲劇

ついに貯金が底つき…

再会の喜びもそこそこに「あんたしか頼るところがない」と泣きつく治子さんに、真由子さんは「体調が良くなって生活が落ち着くまで」という条件で100万円を渡したそうだが、3カ月もしないうちに「お金がなくなった」とやって来たという。

「母はずっとビジネスホテル暮らしだったようです。体調が良くなったので仕事を探そうとしたものの、『住所不定だと雇ってもらえないし、働いていないとアパートも貸してもらえない』の堂々めぐりだったみたいです」

真由子さんのご主人が住み込みの仕事を紹介したのだが、2カ月もしないうちに「勤務態度に問題有り」と解雇されてしまった治子さん。

その後も同じようなことを繰り返しては「生活ができない」と真由子さんにお金をせびり続ける治子さんに、真由子さんは自分の宝石類やブランド品を売ってお金を工面するようになった。

「私の貯金が底をついてしまったんです。家計には手をつけたくなかったので苦肉の策でした。本当はパートにでも出て自分で稼ぎたかったんですけど、主人が許してくれなかったんです」

そんな真由子さんを見るに見かねたご主人が「警察沙汰に…」というのも無理もないことだろう。

「母の要求を拒否したくても『産んで育ててやった恩を忘れたか!』と言われたら反論できません。母が私を産んでくれたから今の私がいて、主人と出会えた幸せを感じることができてるわけですから…」

とはいえ、このままでは埒が明かず。現在はご主人の会社の顧問弁護士を交えて、善後策を模索中だという。

取材・文/清水芽々

清水芽々(しみず・めめ)

1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。