金1グラム「3万円」突破でタンスの肥やしが100万円超の札束に…狂乱の現場と後悔しないための“最強売却術”

どこまで上がる!?

「まさか、ボロボロの箱に入っていたネックレスと指輪が、軽自動車一台分の値段になるとは…夢でも見ているみたい」

銀座の貴金属買取専門店を訪れた50代の主婦は、査定額が記された伝票を手に、震える声でそう漏らした。

1月29日、金の小売価格の指標となる田中貴金属の店頭小売価格が「1グラム3万248円」と、史上初めて3万円の大台を突破。この未曾有の高騰を受け、都内の買取専門店には、午後から「家中の金」を売りたい人々の来店、そして問い合わせ&予約電話が殺到した。

かつて1グラム数千円だった時代を知る世代にとって、3万円という数字はもはや現実離れしている。だが、ある外資系証券会社のアナリストはこう語る。

「これは単なる一時的なブームではない。トランプ政権下の露骨なドル安誘導と、歯止めの利かない世界規模のインフレが招いた『2026年の冷徹な現実』です。投資家はもはや価値の下がり続けている通貨を捨て、“実物資産”である金へ逃げ込んでいる」

特筆すべきは、一般家庭に最も普及している「18金(K18)」の跳ね上がり方だ。純金(K24)が1グラム3万円台に乗ったことで、ジュエリーとして一般的な18金の買取相場も1グラム2万1,000円〜2万2,000円前後に達している。

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