酒が止まらない! 千住大橋『八ちゃん』で味わう「豚の煮込みとアミレバ」

駅徒歩0分という好立地ゆえフラッと入ってしまう。目の前には『ラーメン二郎』が。
フラっと入った店が大当たり、千住大橋駅前『八ちゃん』はまさにそんな出会いだった。

とりあえず頼んだ煮込みがうまくて驚く。聞けば「テッポウ(直腸)しか使わない」というこだわりで、「原価は高くなるけどうまいから」と店主。
豚もつ煮込み(490円)。うまみたっぷり、ボリュームもあり酒のつまみに最適。
たしかに新鮮なもつのうまみはとんこつスープのように濃厚で、酒が止まらなくなる。

この時点でいい店だと確信した。もう一つの看板メニューがアミレバ。
アミレバ(460円)。脂を巻くことで独特の臭みも抑えられ、レバーが苦手な人でも食べられる。
内臓を包む網脂で豚レバーを巻いてあり、レバーの臭みもなくジューシーに仕上がる。この2品だけでも店を訪れる価値がある。

「肉や内臓は有名な問屋さんから卸してもらってます」と店主。新鮮なレバーの弾力を見れば納得。
かつては店前に焼き台があり、もくもくと煙を上げる焼き鳥を目当てににぎわったという。だが、時は流れ今ではアットホームな立ち飲み店へゆるやかにシフトした。
大人気の唐揚げ(2個390円)は店内で28個食べた猛者もいるとか。
「みんな滞在時間が長いですよ」と笑う店主の横で、奥さんがほほ笑む。

「奥さんは僕より酒を飲むんです」と笑いあう仲良し店主夫婦との会話を楽しみに訪れるお客も多いのだろう。

居心地が良くて気が付けばお代わりを頼んでいた。
手作りハンバーグ(600円)。粗びき肉の歯応えとうまみをしっかり感じることができる。
ここからもう一軒、というより、最後はここで締めたくなる珍しい立ち飲み屋であった。

『八ちゃん』
東京都足立区千住橋戸町11
営業時間:17時~23時30分
休み:日曜

撮影・文/キンマサタカ

週刊実話2025年7月24日号より
※情報は取材当時のものです

男がほれる酒と肴「ホの字酒場」】アーカイブ