すべてのホースマンの夢であり、競走馬にとっても一生に一度の特別な競走「ダービー」をシリーズ化した「ダービーシリーズ」。今年も8つの競馬場で開催され、その勝ち馬が集う『ジャパンダートダービー』(7月14日・大井競馬)に向けて、全国の3歳精鋭たちが熱戦を繰り広げている。
昨年は8つのレースのうち、1番人気が勝ったのは3レースのみ。一生にたった一度のダービーの舞台にコマを進めても、その称号を手にするのは本当に難しい。今年のダービーシリーズも残すところ2レースのみとなり、6月17日に門別競馬場で『北海優駿(ダービー)』が開催される。
H1に格付けされ、今年で49回を数える歴史あるレースだが、その勝ち馬にはトップホースの名がずらり。ここ最近では、「道営のエース」と呼ばれた名馬コスモバルク(04年)、牝馬で初のホッカイドウ三冠を成し遂げた女王クラキンコ(10年)や、南関東でトップマイラーとしていくつもの重賞タイトルを獲得したピエールタイガー(11年)、ベンテンコゾウ(17年)、リンゾウチャネル(19年)などがいる。レベルの高い北海道の3歳馬だけに、見応えのあるレースとなるのは間違いない。
数年後はまた新しい感動が!
また、ダービーシリーズで注目したいのは、スタリオンシリーズであるということ。優勝馬のオーナーには種牡馬の種付け権利が付与されるが、今年から北海優駿は種牡馬がルヴァンスレーヴに変更となった。
昨年競走馬を引退した同馬は、3歳にしてダート界の頂点に立った名馬。4歳で脚部不安を発症し5歳で引退となったが、北海優駿を機に生まれる仔にその血が受け継がれていき、数年後はまた新しい感動を与えてくれるだろう。
そして20日には、ダービーシリーズの第8戦目『高知優駿』が開催される。今年で49回を数える歴史あるレースで、高知三冠競走の第2戦となる。今年はダービーシリーズ第1戦・石川ダービー勝ち馬アイバンホーと、第2戦・九州ダービー栄城賞の勝ち馬トゥルスウィーが2つ目のダービータイトルを狙って参戦表明。その他、のじぎく賞を勝ったクレモナ(園田)など、強力な遠征陣がカギを握る。
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