「彌猴桃」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】


茶色くて毛深い特徴から名が付いたと言われる

正解は「キウイフルーツ」です。

【彌猴桃の語源と漢字の由来】

「彌猴桃(キウイフルーツ)」は、マタタビ科に属する果実です。主にニュージーランドで品種改良されましたが、原産地は中国の山岳地帯です。

漢字の「彌猴桃」は、熟字訓であり、「キウイフルーツ」という外来語の音に、その特徴と起源を表す漢字を当てたものです。

「彌(弥の旧字体)」は「おおきい」「ひろい」を意味し、「猴」は「猿(さる)」を意味します。また、「桃(とう)」は「桃」のように丸い形の果実であることを示します。

この漢字は、キウイフルーツが中国原産で、猿(特にアカゲザル)が好んで食べる果実であったこと、また、座った猿の姿に似ていることなどから、中国語で「獼猴桃(ミーホータオ)」と呼ばれていたことに由来します。

現在の「キウイフルーツ」という名前は、ニュージーランドで品種改良された際、その細かい毛が生えた見た目が、ニュージーランドの国鳥「キーウィ(Kiwi)」に似ていることから名づけられました。

【栄養満点の外来種! 彌猴桃(キウイフルーツ)のトリビア】

●ニュージーランドの国鳥
キウイフルーツという名前の直接の由来は、ニュージーランドの国鳥「キーウィ」です。この鳥もまた、茶色くて毛深い特徴を持っています。

●「支那猿梨」の別名
キウイフルーツは、植物学的には「シナサルナシ(支那猿梨)」や「オニマタタビ(鬼木天蓼)」の改良種であり、これも「猿が好む」という意味合いを含んでいます。

●「桃」の字の理由
キウイフルーツの原種は、形が小さな桃に似ていたこと、また、中国の果物であることを示すために「桃」の字が使われたと考えられます。

●ビタミンCの宝庫
キウイフルーツはビタミンCが非常に豊富で、特にゴールドキウイは、レモンよりも多くのビタミンCを含んでいると言われます。

●酵素の働き
キウイにはアクチニジンというたんぱく質分解酵素が含まれており、肉を柔らかくする作用があります。食後のデザートとして食べると消化を助ける効果も期待されます。

●酸っぱい時の対処法
キウイが酸っぱい場合、リンゴなど、エチレンガスを出す果物と一緒にビニール袋に入れておくと、追熟が進み、甘みが増します。

●雌雄異株
キウイの木は、雄株と雌株が分かれており(雌雄異株)、実を収穫するためには、両方の木を植える必要があります。

●日本での産地は四国や九州
日本国内では愛媛県や福岡県などで栽培されており、国産キウイフルーツも多く流通しています。

●「グリーン」と「ゴールド」の違い
緑色の果肉のグリーンキウイは酸味が強く、黄色の果肉のゴールドキウイは甘みが強いという、品種ごとの特徴があります。