「胡乱」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】

“胡乱”なSNSも増加中

正解は「うろん」です。

【胡乱の語源と漢字の由来】

「胡乱(うろん)」は、怪しくて疑わしいさま、いぶかしいさま、または確かでなく、頼りにならないさまを意味する形容動詞または名詞です。

漢字の「胡乱」は、熟字訓であり、それぞれの漢字の意味から直接「うろん」という読みは導き出せません。

「胡(こ)」は古代中国において西方・北方の異民族を指す言葉で、「異国風」、深い意味では「信用できない」といったニュアンスを伴うことがあります。

「乱(らん)」は「整っていない」「秩序がない」という意味を持ちます。この二文字で、「胡人(異民族)のように、いかがわしく、乱れている」「怪しくて信用できない」という意味合いで使われるようになりました。

【怪しい雰囲気をまとう! 胡乱(うろん)のトリビア】

●意味合いは「確実でない」
この言葉には、「はっきりしない」「確実性に欠ける」という意味合いも含まれます。「胡乱な情報に惑わされる」といった使い方をします。

●「胡乱な目つき」
「胡乱」は、人や態度が怪しいさまを表現する際によく使われます。「胡乱な目つきで周囲を窺う」といった使い方をします。

●「胡」に漂う異国情緒
「胡坐(あぐら)」は異国の座り方を表したものですが、これと同じく、「胡」の字は異国的なもの、そしてしばしば「正統的ではない」「得体の知れない」ものというニュアンスを伴います。

●「胡散臭い」との関連
「胡乱」は、「胡散臭い(うさんくさい)」という言葉と意味が非常に近いです。「胡散臭い」も「胡散(うさん)」という「うたがわしさ」を意味する語から来ており、語源的にも関連が指摘されています。

●音変化の過程
「コラン」→「ウラン」→「ウロン」という音変化を経て、現代の「うろん」になったという説は、日本語における鼻音の影響による音の転訛の例として知られています。

●「胡乱な話」にはご用心
「胡乱な話」は、しばしば詐欺や不正を疑わせるような、非論理的で信用できない内容を指します。