美のためなら指も切る!? ゴシックホラー映画『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』が描いた“最恐プリンセス”の衝撃

あの有名シーンが地獄絵図に

でも、この時代の手術は痛々しいものばかり。鼻の形を整えたければ直接、叩く。つけまつげは針と糸で縫い付ける(痛過ぎ!)。

そして、シンデレラといえば、もちろんガラスの靴。サイズが合わなければ足の指を…と、痛過ぎて文字にも書けない。かなり衝撃的なシーンが多いけれど、これが世界から絶賛! 映画批評サイト『Rotten Tomatoes』で驚きの“FRESH96%”を獲得。まさに、美への執念が爆裂! でも、側からそれを見るのは楽しいし、キャラクターの性格が悪ければ悪いほど魅力的なのです。

ノルウェー出身のエミリア・ブリックフェルトが監督した本作は、世界の映画祭でたくさんの賞を受賞。驚くことに、これがデビュー作。映し出される衣装やインテリアはこだわり抜かれていて、痛いシーンはとことんリアル。目を背けてしまいますが、この作品の話をするとき、なぜか半笑いながら説明してしまうほど、ハマッちゃってます!

ゴシックホラー好きの人にはタマらない1本。新年から「綺麗になりたくても、ほどほどに」と改めて考えてしまう衝撃作です!

アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし
監督・脚本:エミリア・ブリックフェルト
出演:リア・マイレン、アーネ・ダール・トルプ、テア・ソフィー・ロック・ネス、フロー・ファゲーリ、イサーク・カムロート
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
1月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

「週刊実話」1月22日号より

LiLiCo(リリコ)

映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS『王様のブランチ』、CX『ノンストップ』などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。