スポーツ

朝乃山「キャバクラ処分」でバレたスポーツ紙記者の“ごっつあん”体質

両国国技館
両国国技館 (C)週刊実話Web

緊急事態宣言下、日本相撲協会から外出を規制されていたにもかかわらず、10回もキャバクラ通いを繰り返していた大関・朝乃山に「6場所出場停止」「6カ月の報酬減額50%」などの厳しい懲戒処分が下された。

「本人から提出されていた引退届は八角理事長の預かりとし、再び協会に迷惑をかけた場合には受理することになりました。師匠の高砂親方(元関脇・朝赤龍)も監督責任を問われ、『3カ月の報酬減額20%』が科されました」(協会関係者)

一方、外出が禁止されている場所前や場所中に、朝乃山や付け人を同席させて後援者らと外食を繰り返していた先代師匠の錦島親方(元大関・朝潮)は、おとがめナシだった。

「処分を決める臨時理事会の前日に提出した退職願を受理したからです。そもそも、朝乃山のキャバクラ通いが発覚した当初から、錦島親方は『そんなこたぁ、大したことねえだろ!』と開き直っていたそうですからね。一部の親方衆からは『退職願を受理せずに解雇すべきだった』と強い不満を訴える声も上がっています」(同・関係者)

『週刊文春』のスクープで明らかになったこの問題では、もう1人「処分」を受けている。朝乃山のキャバクラ通いに同行していたスポーツニッポン新聞社の記者だ。

「44歳の記者が諭旨解雇処分になりました。この記者は、張り込みをしていた文春の取材チームに気づき、威圧的な態度でクレームを入れたり、一連のことを会社に問いただされると朝乃山と口裏を合わせて否定していたそうです」(スポニチ関係者)

グラドルと結託して力士をハメる

しかし、朝乃山がスマホのGPSの記録などをもとに追及され、すべてを自供したというのだ。

「スポニチは、直属の上司や社長、常務などの監督責任も問い、それぞれ減給などの処分を科した。文春の取材チームに気づいた時点で、素直に会社に報告しておけば、記者本人も職を失わなくても済んだのではないか。朝乃山を処分した相撲協会も、嘘をついたことで処分を重くしたと発表していますからね」(同・関係者)

高額なキャバクラ代などは朝乃山が支払っていたが、比較的安い食事代やタクシー代などはスポニチ記者が支払っていたという。他社のスポーツ紙記者が同情する。

「大関とLINEで頻繁に連絡を取り合い、キャバクラ代まで〝ごっつあん〟になるほどの信頼関係を築いていた。コロナ禍でなければ優秀な記者です。相撲担当は適性を見込まれると、なかなか異動もなく、力士や協会関係者などと過剰な癒着を生む体質があります。現役の某ベテラン記者は〝相撲記者のドン〟のような存在になってしまい、ある力士が不祥事を起こして引退した際、その人柄を称賛する記事を書いてヒンシュクを買っていましたよ」

朝乃山のように、自ら金を使って記者を籠絡していればいいが、あまりにもケチだと担当記者にハメられるケースもあるというから驚きだ。

「今は親方となった力士の現役時代、売名を狙うあるグラドルからターゲットにされ、元担当記者が間を仲介。まるで熱愛しているような記事が掲載されてしまった。その力士は当時、『俺をハメやがって!』と激怒していた。それも、元担当記者に一銭も奢ろうとせず、ネタもあげなかったので仕方ない。見事にリベンジされてしまったというわけです」(同・記者)

記者との付き合い方も、力士たちの〝実力〟のうち!?

あわせて読みたい