岡本和真ブルージェイズ移籍! 裏側では巨人の「背番号25」が若手を潰す“負の遺産”に…

東京ドーム(C)週刊実話Web

読売ジャイアンツの4番を若くして長年務めた岡本和真の、トロント・ブルージェイズ移籍が正式に決まった。

だが、これまで数々の打撃タイトルを獲得した不動の4番の流出は、昨季ただでさえ深刻な得点力不足に喘いだ巨人にとって、あまりに巨大な穴といえる。

ファンからも「貧打がシャレにならない」「来季はBクラス確定」などと悲鳴に近い声が相次いでいるが、実は球団内ではさらなる問題も立ちふさがっているのだ。

それが岡本が残していった“背番号25”の後継者問題だ。

「25番は今季から打撃コーチを務めるイ・スンヨプや村田修一ら強打者が背負った番号ですが、2018年に岡本が背負ってからは彼の代名詞となり、球団を代表する強打者の“重み”を帯びてしまった。今の巨人にこの番号を継承できる選手がいるのか、球団幹部も頭を抱えているようなのです」(スポーツ紙巨人担当記者)

巨人の背番号の系譜には、ある種の“トラウマ”が存在する。その象徴とも言えるのが、ゴジラ・松井秀喜の「55」だ。

松井がメジャーへ移籍して以降、この番号は長らく準永久欠番扱いを受け、ようやく継承されたと思いきや“重圧”に押し潰される選手が続出している。

「松井の後、7年の沈黙を破って55を背負ったのは、第二次原政権下の2009年に入団した大田泰示でした。当時、原辰徳監督が周囲の反対を押し切り、東海大相模の後輩である大田に55番を託したのですが、大田はその重圧からくすぶり続け、後に背番号を44に変更。皮肉にも、1軍に定着したのは、北海道日本ハムへのトレード後でした」(同)

次に55を背負ったのは、身長2メートルの規格外逸材として期待された秋広優人だったが…。

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貧打による“暗黒時代”の到来か

「彼もまた、松井の幻影と周囲の過度な期待に押し潰されるように、1軍定着初年度に二桁本塁打を打ってからは迷走。結果が出ないまま、昨年トレードに出されてしまいました。ON以来の大スター、国民栄誉賞も獲得した松井氏の後釜は、『才能を潰す呪い』になっているんです」(同)

岡本といえば、松井以来長らく現れなかった生え抜きの大砲として、実力で25番を巨人の顔へと昇華させた。だからこそ、その後を継ぐ打者のハードルは極限まで上がっている。

「現在、チームには浅野翔吾ら期待の若手はいるものの、“岡本の後継者”という看板まで背負わせるのは酷でしょう。『25番をつけたからには30本塁打は最低ライン』という目に見えないプレッシャーが付きまといますし、若手の芽を摘みかねません」(野球評論家)

しかも、岡本なき現在の巨人は、強打者の登場をより待ち望んでいる状況にある。そんなチームの惨状を見て、あえて火中の栗を拾おうとする若手はいないだろう。かといって、“重み”をふまえれば新外国人選手に継承させることも考えられない。

「球団としては、松井の『55』がそうであったように、しばらく『25』を準永久欠番で空きにして、ほとぼりが冷めるのを待つのが現実的な落とし所になりそうです。次に25番が現れるのはスターの強打者が現れてから。逆に言えば、それまでは貧打による巨人の“暗黒時代”が続きそうです」(読売グループ関係者)

主砲を失い、得点力の低下に震える巨人。その背後には、“背番号25”が亡霊として選手にプレッシャーをかけ続けるだろう。