「売れなかったから今がある」通販CMでブレイクした歌手・保科有里の逆転人生

「結婚願望はあまりなかった」

保科有里(C)週刊実話Web
――CMに出てくれと?
保科 いえいえ。ご挨拶をさせていただき、お世話になっていたディレクターが夢グループにどうかと推薦してくれたんです。当時は狩人と三善英史さんしか所属歌手がいなくて、私が初めての女性歌手になりました。17年前のことです。CMに出るようになったのは、そこから8年後の’16年。社長が自ら出演するので、その相方として私が指名されたんです。まあ、女性が横にいた方が華やかさもあるし、なにより私は社員みたいなものだからギャラもいらないからと(笑)。それに、私が売れてない歌手だったから良かった点もあるんです。スターがCMに出ていたら商品が目立たないですよね。

――「社長ぉ~、安くして~」のセリフも台本通りなんですか?
保科 もちろん、そうです。その台本も、当日に社長の手書きで渡されて、いきなり覚えさせられるんです。CMを見た方からは「場末のスナックママみたい」と言われたので嫌でしたが、社長からは「安くして~とかわいく甘えられると、安くしたくなるんだよ」と言われて納得していました。

――見事なやりとりです。
保科 今は本当にヒット曲がなくてよかったと思っています。人生は何が幸いするか、本当に分かりませんね。破産など人生のマイナスがあれば、それを受け入れて頑張ると、どこかでご褒美じゃないけどプラスの奇跡も起こる。マイナスも捨てたもんじゃないなと思えるようになりました。

――おかげで「愛人疑惑」をテーマにした本まで出せたし(笑)。
保科 それはまあ、オマケですけど。

――私生活が謎なのですが、結婚はされてませんよね?
保科 独身です。若い頃から「男性は浮気するもの」と悟っちゃってる部分があって、結婚願望はあまりなかったかもしれません。今は女性のファンが多いこともあり、女友達といる方が楽しいですね。石井明美さんや桑江知子さんらと仲良くさせていただいてます。

――そういえば昨年、江頭2:50のYouTube『エガちゃんねる』に石田社長と出演されてバズってました。
保科 番組にお招きいただき、江頭さんが石田社長に扮装して商品を紹介するというパロディーでした。次のコーナーでは江頭さんをウソ発見器にかけ、ウソをついたら私がハリセンで叩くっていう…。何百万回も再生されて「ただただ保科さんのことを好きになる回だった」みたいにお褒めいただけて本当に嬉しかったです。実は昔からバラエティーが好きで、歌手になったら『8時だヨ!全員集合』に出るのが夢だったんです。

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「週刊実話」1月8・15日号より

保科有里(ほしなゆり)

1961年11月24日生まれ。石川県出身。’93年『神無月に抱かれて』で歌手デビュー。自伝『愛人!? 困っちゃう…』は山中企画から発売。