「私の顔をつぶす気?」外面のいいサイコパス姑が「ご近所の頼み事」を嫁&息子に丸投げで家庭崩壊寸前

息子はタクシー代わり

さらに厄介なのが「子守り」だ。

「『赤ん坊がいると美容院にも行けない』とか『小さい子がいると働きに行けない』なんて若いママさんたちがこぼしていると『うちで預かるわよ!』ってなっちゃうんです。
姑は自治会の役員とか地域のボランティアなんかもやっているから、集まりがあったりすると、世間話のついでに引き受けて来ちゃうんですよね。
ただでさえ、よそさまの子どもを預かるのは神経を使うっていうのに、それが乳飲み子だったら一瞬でも目を離せないじゃないですか? ちょっと大きい子だと部屋を散らかしたりモノを壊したりってこともあるし、おやつや食事の用意をすることもあるし、自分の子どもよりも大変です」

嫁だけではなく、息子である真美さんのご主人(40歳)もいいようにこき使われている。

「僕の場合は運転手ですね。高齢の方のタクシー代わりにされるんです。通院や習い事の送迎くらいならまだ我慢できますけど『●●さんが紅葉を見たいって言ってるの』とか『●●さんが温泉に行きたいんですって』など、遠出をさせられる時はたまったもんじゃないと思いますよ。お陰で家族旅行もできず、嫁や子ども達からはいつも文句を言われています」

自動車整備士でもあるご主人は当然のように車のメンテナンスを頼まれるため、休日となれば、ご近所や知り合いの車のオイル交換や修理、挙句に洗車などをやらされるという。

「私と主人、それに子どもたちも加わって姑に『いい加減にして!』とキレたこともあるんですけど、『他人(ひと)様のお役に立てるんだから有難いと思いなさい!』と逆ギレされました。舅に訴えても『あれはそういう人間だから』で片づけられちゃうし…」

「肉体的・精神的・経済的にも負担が大きい」と話す真美さん。

「何より、子ども達にいろいろ我慢させることになっているのが辛いんです」

そんな真美さんはこっそりと近隣の賃貸物件を物色中らしい。

取材・文/清水芽々

清水芽々(しみず・めめ)

1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。