「鱶」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識【難読漢字よもやま話】


4億年前から生息!

正解は「ふか」です。

【鱶の語源と漢字の由来】

「鱶(ふか)」は、サメ(鮫)を指す和語、またはサメ類の別称として用いられる言葉です。

漢字の「鱶」は、「魚」と「養」を組み合わせた「形声文字」で、もともとは「魚の干物」を意味しました。現在では主に「大型のサメ(フカ)」を指し、特に西日本ではサメのことを「フカ」と呼びます。

 「ふか」の語源は、諸説ありますが、「海の深いところに棲む魚」という意味に由来したとの説が有力です。

【海の王者! 鱶(ふか)のトリビア】

●料理名は「フカ」が主流?
「フカ」は、今でも一般的にサメの和名や別名として使われています。特に、食材としてサメの肉を使う場合(フカヒレなど)に「フカ」という言葉が使われることが多いです。

●軟骨魚類の代表
サメ(鱶)は、骨格が硬い骨ではなく、柔軟な軟骨でできている軟骨魚類に分類されます。これは、魚類の中でも古い進化の歴史を持つグループです。

●「フカヒレ」の原料
「フカヒレ」は、サメのひれを乾燥させた高級食材です。特に中華料理で珍重され、姿煮などで食べられます。

●第五鰓裂の特徴
サメは、エラ穴(鰓裂=さいれつ)が体側面に5~7対あり、他の多くの魚類とは異なり、エラ蓋(ふた)がないのが特徴です。

●生きた化石
サメの仲間は、約4億年前から姿をほとんど変えずに生きており、「生きた化石」とも呼ばれています。その適応能力の高さを示しています。

●「フカ」の地域差
日本では、サメ肉は地域によって古くから食べられてきました。特に、アンモニア臭がしにくいように加工されたものが、練り物や刺身などに用られます。

●連続する歯の再生
サメの歯は非常に鋭利ですが、何度でも生え変わる構造を持っています。古い歯が抜け落ちても、後ろにある歯がコンベアベルト式に繰り上がって新しい歯になります。

●浮袋がない
サメは、多くの硬骨魚類が持つ浮袋を持っていません。このため、浮力を得るために常に泳ぎ続ける必要があり、また、大きな肝臓に脂肪を蓄えることで浮力を調整しています。