【競走馬異聞】前走比+66キロの“超肥満馬”がラストラン! 奇跡の3頭同着と「令和のナイスネイチャ」が達成した珍記録

川崎競馬では39年ぶりの珍事が発生

●8戦連続3着を達成した“令和のナイスネイチャ”
2025年2月8日の小倉競馬3レースに出走した3番人気のザウリ(牡6、栗東・森田)が3着に入線し、これで8戦連続3着という珍しい記録を打ち立てた。

同馬は昨年、1200メートルのダートを7戦してオール3着。今年初戦は距離短縮で初めて1000メートルのダートに挑んだが、勝ち馬から0秒6離された、自身11度目の3着となった。

8戦連続3着という珍しい結果にSNSでは「令和のナイスネイチャ」と、1991年から’93年の有馬記念で3年連続3着となった懐かしの名馬を持ち出す投稿が寄せられた。同馬は次走(3月1日)の小倉競馬3レース(ダート1000メートル)に出走し見事1着。連続3着の記録は途切れた。

過去には2021年にレッドレビンが同じく8戦連続3着の記録を残している。

●川崎競馬で2着が3頭同着の珍事
2025年7月10日の川崎競馬8レースで2着が3頭同着となる珍事が起きた。

この日の8Rはピッツァナポリが1位で入線。続く2着争いをエーステンペスト、クレテイユ、ブレーヴジャーニーが横一線で入線。長い写真判定の結果、3頭が2着同着となった。的中は複勝が4通り、枠複、枠単、馬複、馬単、3連複は3通り、ワイドと3連単の的中はそれぞれ6通りだった。

川崎競馬場での3頭同着は、1986年8月20日に3頭が1着同着となって以来、39年ぶりの珍事となった。ほかにも過去に馬券の対象が3頭同着になったケースは、地方競馬では2004年7月4日に高崎6レースで1着馬が、またJRAでは’20年11月23日の阪神12レースで3着馬が3頭同着になった例がある。