「1000円ガチャ」にラブブを投入! 人気キャラ“笑えるハズレ”で稼ぐ無人ビジネスの巧みな戦略

1000円ガチャ(C)週刊実話Web

【令和無人ビジネス闇6】
AIやセルフレジの氾濫で人類が仕事を失う一方、駐車場にアパレルにレンタルオフィスと補助金も抜群に通りやすい無人ビジネス界隈が隆盛を極めつつある。参入できるのは今しかない!!  そこで先輩参入者に、無人ビジネスの実態を聞いてみた。

ブレミア版も投入し集客

昭和から存在する無人ビジネスの定番、カプセルトイ型自動販売機こと通称「ガチャ」。近年ではガチャ専門店も街中で多く見かけるようになり、ブランド牛や高級酒が当たる大人向けまで多様化が極まっている。

そんな中、平成中期頃から繁華街の一角で怪しい光を放っていたのが、いわゆる「1000円ガチャ」。最新ゲーム機や家電などの高額景品が目玉となっているが、今ではユーチューバーやらインフルエンサーが数十万円分回した残念な結果も周知されており、詐欺まがいな手口では儲かるはずがない。

「そうでなくとも、SNSを通じてすぐに地元の噂や情報が拡散される時代なので、若い世代は騙されませんからね。
なので、僕は逆にそこを逆手に取り、最新のトレンド商品を本当に(販売機に)入れてます。最近だと圧倒的に『ラブブ』(香港出身のアーティストが生み出した人気キャラクターのぬいぐるみ)でしたね。それもラブブならなんでもいいというわけではなく、メルカリにもなかなか出品されないようなブレミア版もあるので話題になります。
ハズレ商品も、性欲解消グッズや避妊具など、笑えて、かつSNSでネタになればOKなんですよ」(経営者・47歳)

設置場所は繁華街のド真ん中。併設されているコインパーキングでは敢えて1万円札と5000円札が使えないようにしており、両替代わりにこちらを回す客が多いのも、また巧みだ。

【関連】『写ルンです』『チェキ』『たまごっち』再ブームにオジサン世代が興味津々

「週刊実話 ザ・タブー」2026年1月9日号より