美川憲一「パーキンソン病」公表から復帰へ…コロッケと共演に滲む満身創痍の不安

コロッケ(C)週刊実話Web
パーキンソン病を公表した歌手の美川憲一(79)が、本人の強い意向でメディカルサポートを受けながら12月14日の『美川憲一&コロッケ Christmas Dinner Show』(愛知県)から活動を再開するという。

20代から美川の親友でモデルのH氏(75)が、こう心配する。

「以前から『心臓が悪い』と言っていたケン坊が、9月に洞不全症候群でペースメーカーを付けたと聞いて、すぐ電話したら元気で安心したのよ。でも、パーキンソン病が公表された段階で連絡したら返信がなかった。かなりショックを受けていると思ったわ」

共通の友人によると、12月14日からコロッケ(65)とのジョイントディナーショーで活動を再開し、16日も同じくコロッケと長崎県でコンサートを行う予定だという。

「コロッケはケン坊の再ブレイクのきっかけを作った人だから、きっと穴をあけられないんだと思うわ」(前出・H氏)

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コロッケとの「満身創痍」タッグで挑むステージ

美川は1968年、NHK紅白歌合戦に初出場。以降、7年連続で出場したが、’77年に大麻取締法違反容疑で逮捕。不起訴処分になったものの、’84年に再び同容疑で逮捕され、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。

「’90年に美川は、ちあきなおみと金鳥の“タンスのゴン”でCM共演し、再注目を浴びた。『もっと端っこ歩きなさいよ~』のオネエ言葉が斬新でした。その少し前、タレントのコロッケに、美川が『私のものまねをしたら』と勧め、そして大ブームを巻き起こしたんです」(芸能ライター)

そのコロッケも今年2月、両膝に人工関節を入れる大手術を受け、約3カ月の入院生活を余儀なくされた。いわば満身創痍とも言える2人がタッグを組みディナーショ―に出演するわけだ。

「9月に亡くなった歌手の橋幸夫さんのようにならなければいいんですがね。橋さんは5月にアルツハイマー型認知症を公表後も、病と闘いながらコンサートに出演していた。無理がたたったのか入院中に肺炎を起こして亡くなった。美川も心配です」(芸能関係者)

美川の“ど真ん中を歩く”再起に期待したい。

「週刊実話」12月18・25日号より