巨人、松本剛の獲得裏で“漁夫の利”狙い 則本昂大・有原航平を極秘調査

東京ドーム (C)週刊実話Web
巨人が日本ハムからFA権を行使していた松本剛の獲得に成功した。

その直後に飛び込んできたのが、オコエ瑠偉の退団。松本の獲得に首を傾げるファンも多かったが、退団を考えていた選手もいたのだから、守備面でも計算の立つ「右の外野手」が欲しかったのだろう。しかし、巨人の補強はこれからが本番だ。

「投打共に外国人選手を獲得する予定です。来季は外国人選手に4番を託すことに」(スポーツ紙記者)

それだけではない。国内FA市場での“漁夫の利”も得られるかもしれない。

「楽天の則本昂大(34)、ソフトバンクの有原航平(33)との交渉の余地が出てきました」(同)

両投手とも、メジャーリーグ挑戦を目指している。特に、有原の去就は要注目だ。今季で3年契約が満了したが、ソフトバンクが慰留を続けている。来季34歳という年齢から、メジャーリーグ再挑戦を否定する向きもあった。

しかし、11月中旬まで続いていたメジャーリーグのゼネラルマネジャー会議で、こんな場面が目撃されていた。

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投手陣をまとめる精神的支柱を渇望

「有原が米球界に初挑戦した2020年オフにも代理人を務めたジョエル・ウルフ氏が取材に応じています。日本球界に詳しい米国の記者から『有原の再挑戦は本当か?』と質問され、ウルフ氏はそれを認めました。35歳で米球界挑戦に成功した菅野智之の名前を出し、有原も活躍できると訴えていました」(現地記者)

有原は米球界再チャレンジに向けて動き出す。その状況を見て、ソフトバンクからの残留交渉に臨むか否かを決める腹積もりという。

しかし米球界再挑戦に否定的だったソフトバンクとのこれまでの交渉経緯を考えると、他のNPB球団が優先されるだろう。そこに、巨人がアタックする流れだ。

「ベテラン投手というと、巨人は前田健太にもアタックをしていました。その前田が楽天と契約してしまい、巨人が経験豊富なベテラン投手を欲する気持ちがさらに強くなりました」(同)

投手陣をまとめてくれる精神的支柱を欲しているのだ。また、則本に関しても楽天内では「田中の次は…」とささやかれていたことで、米球界との交渉に失敗しても、帰還はない。さらに、有原と則本の米球界における評価は今一つなので、国内移籍の方が濃厚だ。

両投手に対し、巨人は調査を終えており、次のステージに入ったとの情報も聞かれたが、果たして…。

「週刊実話」12月18・25日号より