プロ野球驚きの「名言」「失言」! 王監督「9800円ホテル批判」と阪神オーナー「欠陥商品」発言の衝撃

王貞治(C)週刊実話Web

【プロ野球選手たちの言霊後編】
「わが巨人軍は永久に不滅です」とのセリフは長嶋茂雄さんが引退時に残した名言だが、90年を数えるプロ野球史には、他にも数多くの感動的な言葉が刻まれてきた。そこで今回は万感の思い込めた選手たちの珠玉の名言を一挙掲載。言葉は、時を越えて人の心を揺さぶり続ける力を秘めていることを体感していただきたい。(2回中の2回)

プロ野球選手たちの言霊前編】を読む

王貞治監督の“説教”の真意

「お前で打たれてよかったよ。なあ、球児。
お前で終われてよかったよ……」(岡田彰布・2005年)

前半戦の首位独走からまさかの失速、巨人に“メイクレジェンド”を許してしまったタイガース。クライマックスシリーズでは、抑えのエース藤川球児がウッズから被弾して終戦、岡田監督の辞任となった。試合後、岡田監督は藤川にこの言葉をかけたという。
就任以来、八面六臂の活躍で岡田阪神を支え続けた藤川球児。他人には分かり得ない、ふたりの特別な絆を感じさせる一言だ。

「9800 円のホテルはいかん」(王貞治・2008年)
巨人(当時)の二岡智宏と山本モナ(現姓・中西)との五反田不倫。このときふたりが出てきたラブホが9800 円だったことを批判したソフトバンク王監督の言葉。確かに数億円ももらっているプロ野球選手が9800 円のラブホは……とは思うけれど、批判すべき点はまったくもってそこじゃない

「テレビの映りが悪いんじゃないですか」(脇谷亮太・2011年)
甲子園での伝統の一戦。ブラゼルが打ち上げた二塁後方の飛球に脇谷がダイビング。しかしボールはこぼれて……とおもいきや、判定はまさかのアウト。
まあここまではよくある話だが、試合後脇谷はこんな暴言を発してしまう。おかげで全国1000万の阪神ファンを敵に回し、阪神戦では球場全体が震える程のブーイングを受けることに。

「ぜったいに許さない! 顔も見たくない!」(金村暁・2006年)
シーズン二桁勝利を目前にしてヒルマン監督から降板を命じられた日本ハムのエース・金村。「外国人監督は何もわかっていない!」と報道陣にぶちまけた。
もちろん、許されなかったのは金村のほうで、翌年はロクに活躍できずにトレード放出。ひっそりプロ生活を終えている。

「つらいです…。つらいです。僕はカープが大好きなので、つらかったです」(新井貴浩・2007年)
もはや語りぐさになっている、当時広島の新井貴浩のFA移籍会見。「泣くんだったら移籍すんなや」と広島ファンから猛烈なブーイングを浴びてしまった。が、この言葉、「カープが好きだけどお金のために移籍します」という意味ではない。「カープは好きだけど、金本さんのことがもっともっと好きです」という意味だったのだ。

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