「アンパンマン電車」は縁起物だった! 丸亀競艇で荒れ模様の中、ドケチ予想が中穴を射抜いた瞬間

旅の終わりはうどんがビールで祝杯

丸亀競艇
それにしても、6R①③②が3460円、7Rも①③②で5000円もつくことからも、丸亀コースの難解さが知れようというもの。

難解度が増してきた一般戦最終8R、難しいので見にするかと思ったが、一走めの1R、3枠で着外の無印⑤が匂う。ゆるく3連複で買ったら1Rのスットボケはどこへやら、ダッシュを決め鋭く差した⑤は3着に残り①④⑤で的中。3連複なので970円だったが、自分にすれば無印選手の一発狙いを読み切った会心の舟券だった。

とはいえ、そのツキが次のレースに持ち越されるわけでもなく、準優戦の10レースをハズしたところで勝負を降り、丸亀駅行きの無料バスに乗った。

時刻は20時を過ぎた頃。今日も真っ暗なアーケード商店街をトボトボ歩く。が、見ると闇の中にかすかな灯が。近寄るとそれは立ち飲み屋の灯りだった。

ガラス張りの店舗、ボトルや調味料を置かない麺打ち台のようなフラットなカウンターと超個性的な立ち飲み屋。これぞ、探していたインディーズ系立ち飲み屋。店名は『チャコリスタンド』。曜日限定の立ち飲み営業で、昼は地域産品の丸亀うちわなどを売っている。

シャッター街となった商店街で復興の芽吹きをもたらす志高き店だ。店名の『チャコリ』はスペイン・バスク地方の微発泡ワイン、それを供するスペインバル風だが、オッサンが好むビールや焼酎も置いている。

サバのトマト煮缶詰が旨い!

まずはビール、そしてサバのトマト煮缶詰(賞味期日迫り半額品)をフォークでつつき、地元の話をいろいろ聞く。問題のチャコリワインは微発泡だがクセはなく、純米酒のようにグビグビいける。ほかに美味かったのは、地元醸造所ミロクビールの「UDON IPA 旋風」。なんと、うどんを原料にしたクラフトビールという。さすが丸亀、今、うどんは立ち飲み屋で飲むスタイルになった。

IPAだからホップ味が強いが、その中にかすかに讃岐うどんが香る。丸亀ならでは、一期一会の酔い口だ。

店主の話によれば、ほかにも一軒、近くに立ち飲み屋がオープンしたと。立ち飲みから蘇るシャッター商店街。いつかこの通りに個性的セルフうどん店ができるといいなと願いつつ、立ち飲みで満足した丸亀の夜。良い旅打ちだったな、とひとりごちた。

「週刊実話タブー」12月5日号より