唐沢寿明、独立発表で思い描く「唐沢会」の野望

唐沢寿明 (C)週刊実話Web
師走の喧騒が近づく中、芸能界で注目を集めているのが、俳優の唐沢寿明(62)が主催する『唐沢会』だ。

もともとは、仕事を通じて知り合った仲間たちが集まり、芝居や人生について語り合うための飲み会に過ぎなかったという。

しかし、あるキー局の編成幹部は唐沢会の実情について次のように明かす。

「唐沢会の真の姿は、弱肉強食の芸能界を生き抜くための“互助会”です。日本の芸能界には、名ばかりの組合はあっても、いざというときに助け船を出す組織はありません。
唐沢さんは、そんな現状に強い危機感を抱いていた。だから、信頼できる仲間を集めて情報交換し、いざというときに手を携えようと、芸能界で共に生き残るための組織を作ったんです」

驚くことに、飲み会などの料金はすべて唐沢がオゴってくれるという。

「費やした金額は3000万円を超えているそうです」(事情通)

唐沢会に集うメンバーの顔ぶれが凄まじい。

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超豪華な「唐沢会」参加メンバー

唐沢の妻で女優の山口智子(61)を筆頭に、ドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)で山口と共演して以来、家族ぐるみの付き合いを続けている木村拓哉(53)、宇多田ヒカル(42)、広瀬アリス(30)、伊藤沙莉(31)、谷原章介(53)、及川光博(56)など、錚々たる面々が名を連ねている。

「唐沢は広瀬や伊藤から本名の“きよし”と呼び捨てにされるほど仲がいい。この会には上下関係がなく、主演クラスの俳優が新人の話に耳を傾け冗談を言い合う。
そこにあるのは気取りのない人間関係と素直に楽しむ空気感のみ。この居心地の良さこそ、唐沢会メンバーが自然に増えていった理由です」(ドラマプロデューサー)

そんな唐沢会だが、いまや大きな変革期を迎えている。

きっかけは、今年12月末をもって長年所属した大手事務所『研音』を夫婦揃って退所し、新会社『TEAM KARASAWA』を発足させると発表したこと。

今回の独立を機に、本格的に取り組もうとしているのがチャリティー活動だ。

「これまで“芸能界での助け合い”を目的としていた唐沢会だが、そのエネルギーを社会奉仕へと向けようというんです。
唐沢の口癖は『誰1人、取りこぼさない、1人にはさせない』。これまでも東日本大震災の復興応援のために2019年から始まった『GO!GO!ラリーin東北』や熊本地震の被災地を支援する『GO!GO!ラリーin熊本』など、唐沢自らが発起人となり、愛車のクラシックカーで被災地を巡る活動に取り組んできた。
唐沢は、これらのチャリティー活動を唐沢会にも働きかけていこうと考えているんです」(芸能プロ関係者)

“きよし”本領発揮!

「週刊実話」11月27日号より