ザ・タブー

寝取られ動画で荒稼ぎの夫婦が行きついた終着駅~男と女の性犯罪実録調書

寝取られ動画で荒稼ぎの夫婦が行きついた終着駅~男と女の性犯罪実録調書
イラスト/佐藤ヒロシ (C)週刊実話Web

夫の金子義則(38)はビルの監視装置を販売する営業マンだったが、プライベートな趣味として、恋人やパートナーが寝取られることに快感を覚える人たちのコミュニティーを主宰しており、ネット界隈では有名人だった。

1歳上の妻の美幸(39)とは、2年半前に結婚。美幸は金融会社に勤めており、共働きだったが、似た者夫婦というべきか婚前婚後もセフレをつくり、奔放に遊んでいた。

ところが、そのことを知っても義則は、怒るどころか逆に興奮してしまい、「おまえが他人から性的な目で見られるのはうれしい」と言って、かえって夫婦生活は充実。妻に勧められて、ペニスにシリコンリングを2本装着した。

2人はセックスライフを報告するために、ツイッターを始め、妻と浮気相手のセックス動画を上げたところ、ネット住民に大反響。「奥さんとヤリたい」「もっと長尺のものを有償でもいいから譲ってほしい」という声が殺到した。

こうしたコメントを「賞賛」ととらえた義則は、「手間賃として500円くれれば、妻の動画を配布する」と発表したところ、200件以上も応募があった。しまいには個別で対応しきれなくなり、インターネット動画サイトで堂々と販売するようになった。

義則は美幸のセフレの男とタッグを組み、美幸も含めて3人で演出を考えた。「値段は高すぎてもダメだろう」ということで、1本1500円前後に決まった。

記念すべき第1作は、美幸とセフレの男が絡み、義則が撮影するというものだった。

「へへへ…、どう、旦那さんに撮影されてセックスする気分は?」

「あーん、言わないで…」

「もっと突いてやるー!」

「ああーッ、ダメ…、こわれる…、こわれちゃう…」

「すごい名器だ!」

「アンタもすごーい、すごいオチ○チンよ」

「今度会うまでに真珠を埋めとくよ。イボイボ付きだと、もっと気持ちよくなるだろう?」

週刊誌にも取り上げられた2人の“活動”

2人は同時にエクスタシーを迎えた。肉路の中で男の茎が痙攣し、素早く引き抜くと、濃厚な樹液を顔面にぶちまけた。

その樹液を舐めながら、妻の美幸はカメラ目線で、夫の義則に「気持ちよかった…」と、うっとりつぶやくのだ。

この倒錯した動画にフォロワーたちは、ヤンヤの喝采を送った。無修正だったからかもしれないが、飛ぶように売れた。

さらに義則はツイッターで〝出演者〟を募集。

〈巨根、マッチョ、顔が妻のタイプのいずれかを満たす方、妻を抱いてくれませんか。妻は淫乱で若い子を食い漁っています。イカせてくれるデカチンセフレを求めて。応募時は必ずブログに目を通してください〉

そのためか、ブログにも〝出演者〟の条件をかなり細かく指定していた。

〈男性器のサイズが分かるように、物差しやペットボトルと比較した写真を撮ることが条件です。定規を当てる場合、根元は0センチの位置に当てていることが分かるものにしてください〉

デートは初回のみ夫の義則が同行するが、2回目以降は〈妻の美幸がOKなら、自分の承諾を得なくてもいい〉と書いていた。

もっとも、美幸は「誰でもいいわけではない。風俗はイヤ」という方針だったので、応募のあった人と直接やり取りし、「この人ならシテもいい」という最終的な決定権は美幸が握っていた。

コロナ禍で在宅時間が増えたためか、2人の活動はネットで話題になった。さらにマスコミの目にとどまり、「コロナ禍に寝取られ動画で月収100万円を稼ぐ夫婦」として、週刊誌に取り上げられたこともあった。

義則はインタビューで、動画を公開することになった経緯を説明。自分には寝取られ性癖があり、妻の美幸はセフレとの関係を欠かさない根っからのスケベなどと自己紹介していた。

毎月振り込まれる金額に目を奪われ…

「スペックの高いパソコンを3台買いましたし、照明付きの4Kカメラや動画編集ソフトなど、合計100万円ぐらい機材投資しました。きれいな姿で心からセックスを楽しんでもらえるように、妻の美容代は惜しみません。セックスの相性は一番いいですし、妻を愛しているからこそです」

儲かった金は、2人の趣味である刺青代や旅行代、美幸の豊胸手術などの費用に消えていた。美幸は映像の中でセックスを楽しみ、義則が撮影、編集、タイトル付け、紹介文、サンプル動画の作成などを一手に引き受けていた。

〈付き合っている頃からヤリマンだった妻の美幸が、結婚しても彼氏づくりやセフレと遊びまわる、その奔放なさまをお届けします〉

〈個人的には、今回のプレイはかなり興奮した部類に入ると思います。編集していて、何度も興奮して、妻を犯してしまいました〉

サンプル動画をツイッターにアップすると、8万人以上が見るほどだった。動画のパターンもバリエーションが豊富になってきて、たまに女が応募してくると、美幸のセフレが絡んで動画を作った。そんな女には美幸が「恋人とセックスしているような感じで、楽しくやってくれればいいから」などとアドバイスすることもあった。

応募してきた男と美幸が絡む場合、男のギャラはゼロだが、「タダでヤラせてもらえる」と苦情は入らなかった。2人は動画販売サイトから毎月振り込まれる金額に目を奪われ、その生活水準から抜け出せなくなっていった。10カ月で26本の動画を製作し、約2000万円を売り上げていた。振り込まれた金額の半分以上は美幸に渡していた。

だが、そんな生活がいつまでも続くはずがない。警察のサイバーパトロールに目をつけられ、2人はわいせつ電磁的記録等送信頒布の疑いで逮捕された。

突然、自宅にやって来た警察に家宅捜索され、自分たちが行っていたことが犯罪であったことを実感し、「もう二度とこんなことはしないようにしよう」と誓い合った。

無責任なネット住民の反応

だが、2人の逮捕はネット上で〝祭り〟になった。これまで伏せられていた2人の実名や住所などが報道され、本人たちのブログやツイッターの内容がミックスされて、次々とまとめサイトが立ち上がった。

事件後にサイトは停止措置を受け、動画を見ることはできなくなったが、拡散した動画は半永久的にデジタルタトゥーとして残る。こうなることは分かっていたのではないか。

妻の美幸は法廷で泣きながら語った。

「後先考えず、バカなことをしてしまった。最初は恥ずかしかったけど、だんだんと慣れてしまっていた。今はどこに行くのも恥ずかしい。美容サロンに行っても、本当は周囲の人が事件のことを知っているんじゃないかと…。事件を起こしたのは、自分の欲のためだった。モザイクなしの性行為をまき散らしたことは、社会秩序に欠けた行動だったと思う。普通でいることが一番幸せなんだって分かった。夫と2人で罪を背負って、一からコツコツとやり直したい」

この期に及んでも離婚する気はないのだ。また、夫の義則は次のように話した。

「社会にも職場にも迷惑をかけ、両親を悲しませてしまい、大切な人たちを裏切ってしまった。もう二度とそういう思いをさせたくない。今思えば、すべてが異常な行動だった。もうSNS関連は断ち切りたい」

義則は会社から休職を命じられ、懲戒解雇の内示を受けている。左うちわから一転、生活に困窮するのは必至だ。

だからこそ、無責任なネット住民は「懲りずにまた精力的に活動してほしい。奥さんは絶滅危惧種のようなケバギャルなので、期待しています」などと書き込んでいる。2人は罰金と執行猶予付きの有罪判決を言い渡されて釈放された。

(文中の登場人物はすべて仮名です)

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