巨人軍“崩壊”の予兆か? 異例のコーチ人事と生え抜き・中川皓太のFA流出で浮上した“ブランド危機”

将来にわたる影響が大!

「監督人事に象徴されるように、巨人は“生え抜き”に並々ならぬこだわりがあり、FA流出はブランド価値の失墜を意味する。特に、若手育成機関である2軍以下の指導体制に異変が生じているのは、迷走が次世代にまで影響し、将来にわたって溝を残す可能性を暗示しています」(セ・リーグ球団関係者)

巨人はかつて、絶対的なスターだった松井秀喜がメジャー挑戦して以降、補強の失敗による低迷とチーム不和で“暗黒時代”を経験している。

そして今年、これをなぞるかのように岡本和真がメジャー挑戦し、チームは低迷の様相…生え抜き選手が“泥舟”と感じて逃げ出すのも頷ける状況にある。

「これらは巨人軍崩壊までいかなくとも、崩壊の“予兆”では間違いなくある。巨人軍というブランドを長年支えてきた構造そのものが揺らいでおり、長い歴史を誇った球団も、次世代への継承が難しくなるでしょう」(同)

来シーズン、巨人軍は創立92年を迎えるが、記念すべき100周年はもはや伝統ある強豪チームとはいえなくなっているかもしれない。