スーパー戦隊シリーズ終了の裏事情 『仮面ライダー』シリーズも大ピンチ?

テレビ朝日公式サイトより
衝撃情報に“戦隊ファン”が嗚咽を上げている。

テレビ朝日で制作されてきた名物シリーズ「スーパー戦隊」が、最新作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』をもって半世紀の歴史に幕を下ろすという。

1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』以来、赤を中心としたカラフルなヒーローが怪人と戦い、最後は巨大ロボットで対決し、勝利に拍手する。長年に渡り、日曜朝のお茶の間で垣間見られた光景だった。

一方で人気俳優の登竜門としても知られるように松坂桃李、山田裕貴、横浜流星など、今やドラマや映画を席巻する俳優たちも、同戦隊シリーズを足掛かりにスター街道を走り抜けた。

戦隊モノが打ち切りになる理由は明快だ。

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昭和のヒーローが風前の灯火

「ヒーロースーツの造形やロボットのCG、ロケ費用、人件費などが年々高騰し、1話を制作するのに2000万円はかかってしまう。
コロナ禍でイベント収入も打撃を受け、少子化の影響で玩具売り上げもピーク時ほどの爆発力はなくなった。
}もう制作陣の情熱だけで支えられる時代ではなくなったということです。放送すれば、赤字が累積するという負のスパイラル状態でした」(制作関係者)

そうした中、戦隊モノ同様に制作費高騰で打ち切り危機がささやかれているのが『仮面ライダー』シリーズ。特撮業界に近い制作関係者がこう漏らす。

「ライダーの制作も、とにかく金がかかる。長年のビジネスモデルが崩れ、広告と玩具だけでは支えきれない。テレ朝内部でも“将来は年1本の劇場版だけで維持する案”が出ている。
しかし、一番大事なのは現代の子供はそもそも戦隊や仮面ライダーを信じてはいないということです…。SNSの影響ですね」

また一つ、“昭和のヒーロー”が消えそうだ。

「週刊実話」11月20日号より