巨人次期監督に高橋由伸が急浮上! 松井秀喜監督までの“つなぎ”でまたも引かされる貧乏くじ

東京ドーム(C)週刊実話Web

巨人軍の内部が混乱している。阿部慎之助監督は来季の続投が決まっているが、球団では既に“次”にスポットが当たっているというのだ。

今年の巨人は終盤の失速で3位に転落し、CSでも1stステージでDeNAに敗退という屈辱を喫した。主砲の岡本和真はメジャー挑戦が決まり、チームはしばらく低迷すると誰からも見られている。

「今年6月の長嶋茂雄さん死去を受け、フロントは“阿部の次は松井秀喜監督”という構想を描いていました。しかし、最終兵器である松井氏の監督中に成績&人気を低迷させるわけにはいかないため、大前提は“戦力が整っていたら”。今は先発不足に貧打、岡本流出もあり、就任には時期尚早です」(読売グループ関係者)

ならば阿部監督がチームを再建してからということになるが、現在の阿部監督はファンから大ブーイングで、既に“やめろコール”の渦中。ファン離れのおそれが強く、長期政権はとても任せられない。

そこで浮上していたのが、二軍監督であった桑田真澄の“つなぎ”登板だったという。

「当初、阿部監督は引責辞任し、2軍監督だった桑田氏を昇格させる方針だった。しかし桑田氏は先日、フロント入りの要請を固辞して退団が決定。このプランはもろくも崩れ去りました」(同)

そこで、現在“次の一手”として急浮上しているのが、高橋由伸元監督の再登板だ。

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またも貧乏くじ? 巨人に翻弄され続ける高橋由伸

「高橋監督は2016年から18年まで監督を務め、退任の際には山口寿一オーナーが『将来の再登板は十分にあり得る』と明言していた。その約束を果たそうというわけです」(野球ジャーナリスト)

だが、“約束”といえば聞こえはいいが、これにはかなりの残酷さが漂う。

高橋由伸はこれまで、巨人という球団に運命を翻弄され続け、ここへ来てまたも“火中の栗”を拾わされようとしている。

「2015年オフ、高橋由伸は40歳の若さで監督に就任しましたが、本人は現役続行を希望していたんです。原辰徳氏の退任を受け、急遽球団の意向で引退・就任させられた形で、いわば“球団の犠牲者”でした。チーム状況もボロボロで、任期3年で1度も優勝はなし。今回もまたチーム状況は悪く、当時以上の“暗黒時代”は濃厚。また勝てないチームを、しかもつなぎで任される不憫な貧乏くじです」(同)

思えば、彼のキャリアは常に“巨人の都合”に翻弄されてきた。入団時には借金の肩代わりという“人質”があり、引退を迫られ、監督としても結果を出せぬまま責任を取らされた。

今、再びその宿命に向き合うことになるのか。