「イライラは流すと運を引き寄せる」堀田教授が伝授する成功のカギは「習慣化」にあり!

『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…科学的に証明されたすごい習慣大百科』SBクリエイティブ 1,600円(本体価格)

『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…科学的に証明されたすごい習慣大百科』著者:堀田秀吾(ほった・しゅうご)
言語学者(法言語学、心理言語学)。明治大学教授。司法分野におけるコミュニケーションに関して、社会言語学、心理言語学、脳科学などのさまざまな学術分野の知見を融合した多角的な研究を国内外で展開している。

やる気は長続きしない?

――「科学的に証明された習慣」を集めようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
堀田「これまで、WEBや雑誌を通じて、科学的根拠に基づいた自己啓発やセルフコントロールの方法を数多く発信してきました。そうした流れの中で、編集者の方から『習慣』をテーマに書籍を出してみませんかとお声がけいただき、このたび出版に至ることとなりました」

――やる気やモチベーションだけに頼る方法はなぜ長続きしないのでしょうか?

堀田「人間は、現在の状態が安定していれば、わざわざ新しいことをしたがらないのです。これを『現状維持バイアス』と言います。また新しく始めても、慣れてしまうと、モチベーションが湧かなくなって、結局やめてしまいます。意志ではなく、『やらざるを得ない仕組み』をどう整えていくかが重要なのです」

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暴言で処理能力は61%低下する

――人間関係や職場コミュニケーションに効く習慣はありますか? 

堀田「『部下を怒鳴りつけないこと』が大切です。南カリフォルニア大学のポーラス氏とフロリダ大学のエレズ氏の研究によれば、直接暴言を受けた人は、処理能力が61%、創造性が58%低下するとの結果が出ています。さらに、自分ではなく所属グループが侮辱された場合でも、処理能力は33%、創造性は39%下がります。また他人が暴言を浴びるのを見ただけでも処理能力は25%、創造性は45%低下するのです。暴言は対象者を傷つけるだけでなく、周囲全体のパフォーマンスにも悪影響を与えるのです」

――これからの人生を豊かにするために、先生が「これは取り入れてよかった」と思う習慣を教えて下さい。

堀田「イライラやモヤモヤを覚えたときは、『1年後もこのことで悩んでいるだろうか?』と自問してみましょう。大半のことは忘れてしまうと思えれば、気持ちを流せるはずです。深呼吸をゆっくり繰り返したり、30秒ほどおでこを軽くトントンするのも怒りを抑える有効な方法です。
短気は損ですが、前向きな気持ちを意識すれば脳は落ち着き、周囲の小さな変化にも気づきやすくなります。幸運の兆しを捉える力も高まり、結果として運を引き寄せるのです。新しい行動を定着させたいなら、すでに身についている習慣に加える形で実行すると、効果的とされています。ぜひ、本書を手に取って試してみてください。より満たされた日々を過ごせるでしょう」

(聞き手/程原ケン)

「週刊実話」11月13日号より