児童買春や道交法違反で教員をクビ! 偽造教員免許提出の60代男を逮捕

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教育現場の根幹を揺るがす事件が起こった。

偽造した教員免許状のコピーを採用時に提出したとして、福岡県警に逮捕されたのは、同県須恵町の中学校で補助教員だった近藤正仁容疑者(66)。捜査関係者によると、近藤容疑者は今年1月、採用試験の際に、偽造免許状のコピーを示した偽造有印公文書行使の疑いが持たれている。

コピーには近藤容疑者の名前が印字されていたが、免許状番号は別人のものだった。

須恵町教育委員会によると、今年4月に補助教員として採用され中学校に勤務していた近藤容疑者は、1年更新の会計年度任用職員。単独での授業はせず、教員の補助や試験監督などを担当する役割のため、法律上教員免許は必要ないが、町教委は「質の担保」を目的に免許状の提出を求めたという。

近藤容疑者が今年9月、ひざをついて掃除していた女子生徒に「その姿はエロく見える」などと発言したと聞いた保護者が調査し、学校側に「免許を持たないのではないか」と指摘。近藤容疑者があいまいな説明をしたため、町教委が粕屋署に相談していた。

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免許失効を隠し他県でも勤務

近藤容疑者は福岡県内の中学教諭だった2005年に児童買春の疑いで逮捕され、有罪判決が確定し教員免許を失効した。その後、再交付を受けたが、道路交通法違反で再び失効。山口や埼玉、群馬など各県で免許失効を隠して教員の仕事をしていたとみられる。

近藤容疑者は「偽造されたものだと知りながら提出したことは間違いない。ただ印鑑は偽造していない」などと、容疑を一部否認しているという。

子供たちが安心して学校に通えるように、町教委には不正を見抜く慎重かつ適正な対応が求められる。

「週刊実話」11月6日号より