今季の青学大は年明け箱根路でも“大ピンチ”の予感 出雲駅伝「ばけばけ作戦」が不発に

画像はAIで生成したイメージ

学生3大駅伝の開幕戦「第37回出雲全日本大学選抜駅伝」が10月13日、島根県出雲市で行われ、国学院大が2時間9分12秒で連覇を達成。今年の箱根駅伝王者で7年ぶり5度目の優勝を狙った青山学院大は1分40秒差の7位と苦戦した。

近年の駅伝大会は「勝っても負けても青山学院大学」といわれてきた。同大学の原晋監督(58)が毎回ユニークな作戦名を掲げ、面白おかしく、見どころを語ってくれたからだ。

「一見、ふざけているようでも、本当に優勝してみせるから凄いんです。青山学院大学の躍進で、正月の箱根駅伝はメジャースポーツになりました」(大手広告代理店社員)

その青学大が出雲駅伝で大コケしてしまったのだ。2区走者に襷が渡された時点では、トップと18秒差の6位。その後、ズルズルと順位を落とし、5区の塩出翔太と6区のエース・黒田朝日が連続区間賞と意地を見せたが、7位に浮上するのがやっとだった。

【関連】『箱根駅伝』青学大2年連続8度目V達成! 実は偉業の裏には熾烈すぎる“騙し合い”が… ほか

選ばれなかった選手の記録会では青学大が1位

「今大会に向け、原監督が発令したのは『ばけばけ大作戦』。NHK朝ドラ『ばけばけ』を意識したもので、出雲駅伝と『ばけばけ』のロケ地が同じ島根県なので、そう命名したと話していました。今回エントリーされた5区までの青学大メンバーは経験値の浅い下級生ばかり。彼らがどう化けるかがポイントでした」(同)

期待の下級生たちが失速。しかも、原監督は先の「世界陸上」で俳優の織田裕二がキャスター卒業を表明したことについても、「彼の功績が…」とご託を並べていたので、それも重なって大恥をかいてしまった。

「出雲での走りを見る限り、『今年の青学大は大丈夫か?』というのが、正直な感想です」(専門誌記者)

6区間45.キロの出雲駅伝と、各区間が20キロを超え10区間で全長217,1キロの箱根駅伝では、レースの内容が全く異なる。巻き返しに期待したいが…。

「同日の夕方、出雲駅伝に選ばれなかった大学生と地元高校生らが出場する記録会が行われました。優勝したのは、青学大の1年生でした」(同)

補欠がばけばけ。原監督は選手選考を見誤った?

「週刊実話」11月6日号より