「リアルヤンキー路線」でのし上がった工藤静香はツッパリ文化が生み出したモンスターだった!
コンサートには暴走族が殺到
静香はおニャン子クラブ在籍中から、そのメンバーのなかでも異彩を放っていた。
おニャン子は原則、学業最優先だったが、「学生時代に年上をパシリに使ってた」「楽屋に制服を忘れて1週間登校しなかった」というヤンキー気質は水を得た魚のようにソロ活動で花ひらく。
『MUGO・ん…色っぽい』『嵐の素顔』『慟哭』。地底を這うようなケレン味たっぷりのビブラート、激しいダンスにもゆるがない前髪、鋼鉄のごとき肩パッド。ちょうど自殺未遂騒動の渦中にいた中森明菜と入れ替わるように、静香の「マブさ」に全国のヤンキー少年たちは感染した。
コンサート会場には常にホンモノの暴走族が殺到。あるライブ終了後には、「どっちが静香を先導するか」で族同士が仁義なき戦いをくり広げていたという。しかし、その時だった。
「いい加減にしろよ! アタシが通れないじゃねぇかよ!」
なんと、静香自身が甲高いあの声で一喝。あまりの剣幕に、ケンカは一気におさまったという。
その後も静香は、極道の妻役を演じてみたり、作詞家として「愛絵理」という「らしい」ペンネームでデビューしてみたり、主演したデコトラ映画では自らトラックをペインティングしてみたり、YOSHIKIや的場浩司などと数々の浮き名を流しながら、「もともと静香のファンだった」という天下のキムタクを落として姐さん女房におさまってみたり…と姐御伝説にはキリがない。
麻雀でいえば役満、フランス料理で言えばフルコース。三原じゅん子姉御のように武闘派ではないが、ヤンキー文化の要素をひとりで網羅する存在こそ工藤静香その人なのである。
80年代のヤンキー文化が生み出したモンスター、工藤静香。
90年代以降も相川七瀬やモー娘。後藤真希、AKB板野友美まで、雨後の筍のように次々とヤンキーっぽさを売りにするアイドルや歌手がデビューしたが、静香に肩をブツけられる、おっとまちがった、肩を並べられる存在はいまだ出てきていないのである。
「週刊実話 ザ・タブー」11月7日号より
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