たっぷりサイズのつまみに酒がドンドン進む!! 蒲田『豚番長』

店は立ち飲みスタイル。JR蒲田駅から徒歩2分とすぐ。
JR蒲田駅西口にある飲み屋街を、古くから「バーボンロード」と呼ぶ。

由来は定かではないが、夕方になると酔っぱらいが次々と店に吸い込まれていく。

通りでひときわ存在感を放つのが『豚番長』。その名の通り、もつ焼きを中心に気の利いたメニューがそろっている。

左からハラミ、タン、シロをタレで。1本150円。
ここは蒲田でも人気で、常に活気に満ちている。一見客も歓迎されるから、みんなが常連になり、前を通るたび店に吸い込まれる。まさに蒲田のブラックホールである。
ガタイがいい店長は強面だがサービス精神旺盛で大人気。
最初にマカロニサラダで軽く一杯飲んだら串物を頼む。
隠し味にバターを使った、深いうま味で大人気。チューハイ(400円)とともに。飲み物は他に生ビール(580円)など。
気になったのが刺し身の盛り合わせ。豊洲で仕入れた刺し身を山盛りにして、サービス価格で提供している。
市場で仕入れた刺し身が満載の豊洲盛り。マグロの脳天刺しと頬肉、カンパチ、赤貝ヒモ、ホタルイカ。これで980円は破格。
それはまさに宝石箱のようで、とにかく食べ応えがあるから、これ一つ頼めば酒5杯はいける。

サービスメニューというのは「じゃんじゃん酒を飲んでね」という店からの優しいパスだ。

私はその思いをしっかりと胸に抱き締めてお代わりを頼む。
特製の粗びき肉シュウマイは2個で180円。
店も笑顔になるし、私も笑顔になる。そういえば、蒲田の酔っ払いはみんな笑っている。きっと酒飲みに優しい街なのだろう。
やきとん豚番長 蒲田西口店
東京都大田区西蒲田7-63-6
03-3739-7058
営業時間:16時~23時45分(土・日 ~22時45分)
休み:無休

「週刊実話」2025年4月17日より
※情報は取材当時のものです

撮影・文/キンマサタカ

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