中村玉緒と五月みどり、対照的な「老人ホーム」生活の境遇

中村玉緒 (C)週刊実話Web
昭和、平成の芸能界を逞しく生きてきた女優の中村玉緒(86)と五月みどり(85)が、東京都内の老人ホームで晩年を過ごしている。

「玉緒さんは8月放送の明石家さんまさんとのバラエティー特番『さんま・玉緒のあんたの夢をかなえたろかSP』(TBS系)を欠席しました。
同特番には2023年正月を最後に出演していません。五月さんは今年に入って認知症と診断され、2人とも都内の老人ホームに入居しています」(芸能ライター)

玉緒の夫は、言わずと知れた昭和の映画界の大スター・勝新太郎。豪放磊落に生きた勝の死後、莫大な借金返済のためバラエティー番組で馬車馬のように働いた。

「玉緒は勝さんとの間に1女1男をもうけました。勝さんは1990年に麻薬を下着に隠し、ホノルル空港で逮捕された事件は有名でしょう。
そして、子供も2人そろって大麻取締法違反容疑で逮捕(’82年)されている。大麻逮捕の2年後に長男は同容疑で再逮捕、長女はその後の結婚に失敗した。
玉緒は夫だけでなく、子供の生活の面倒を見るために必死に働いたんです」(元事務所関係者)

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夫や子育てで苦労した中村玉緒と対照的に…

長男は’19年11月に名古屋市内の滞在先で孤独死しているのが発見された。

「長女とは離婚後に関係がギスギスしていました。さらに、玉緒に報告もなく長女は再婚。その相手が玉緒のマージャン仲間だったことから、母娘関係はさらに悪化したんです」(同)

玉緒が夫や子育てで苦労したのに対し、五月みどりはかなり様子が違う。

彼女は’58年に歌手デビュー。’61年に発売した『おひまなら来てね』が大ヒット。翌’62年からNHK紅白歌合戦に連続3回出場した。

30代後半の’75年にはポルノ映画『五月みどりのかまきり夫人の告白』に出演し、熟女ブームの先駆けとなった。

「私生活では3度の結婚を経験。その後、年下のマネージャーと事実婚状態が続いています。
認知症となり、老人ホームに入居した現在は、長女が親身になって介護している。幸せな老後を送っています」(音楽関係者)

昭和に輝いた玉緒とみどりは、あまりに対照的な老人ホーム生活を送っている。

「週刊実話」10月2・9日号より