「このハゲー!」の豊田真由子が参政党入りで注目される新暴言

参政党HPより
「このハゲー!」「違うだろ! 違うだろ~!!」

2017年6月にパワハラ暴言が暴かれ、同年10月の衆院選で落選した豊田真由子元衆院議員。以降、政治の世界と距離を置いていたが、先の参院選で改選議席を1から14議席と大幅に伸ばした参政党入りを果たした。

政策担当の政調会長補佐に就任したことが9月8日に同党の記者会見で発表され、再注目を浴びている。

豊田氏は東大法学部卒後、厚生労働省に入省。ハーバード大学大学院で公衆衛生を学び修士を修めた。厚労省では医療・介護などの政策立案に従事した。

「官僚としての高い能力を買われ、安倍政権下で自民党から衆院選に出馬した、いわゆる“安倍チルドレン”の1人です。
だが、一連のパワハラ騒動で一転、自民党から離党を強いられ、無所属で再チャレンジしたが落選。
その後は政界から離れ、社会福祉法人で働く傍らテレビのコメンテーターもやっていました」(政治担当記者)

今回は、参政党の依頼で政調会長の政策立案を補佐する立場。

神谷宗幣代表は会見で豊田氏の官僚出身などの経歴を挙げ、「能力ある方に集まっていただいた。1回のトラブルで、政治生命が終わるのも良くない」と述べた上で、「政治家候補ではなく、あくまで政策スタッフの一員」であることを強調した。

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話がこじれれば神谷代表との舌戦も

「参政党の主要政策には『コロナ政策の検証とコロナワクチンなどの中止』がある。豊田氏は厚労官僚時代、WHO(世界保健機関)の『新型インフルエンザパンデミック』を担当し、ワクチン接種体制の整備を担った。
そうした実績を神谷代表が高く評価し、参政党の政策推進に役立てたい思惑もあるのでしょう」(政界関係者)

しかし、ある国政政党の政策担当者は、豊田氏の参政党の政調会長補佐抜擢に疑問を呈する。

「豊田氏はコロナ禍の当時はテレビなどでコメンテーターとして活躍していたが、その間、一度もコロナワクチンを否定する立場はとっていない。
また、参政党が反対するWHO採択の感染症対策強化のための『パンデミック条約』にも豊田氏は賛成だった。こうした相違を双方間でどう擦り合わせたのか疑問だ」

自民党関係者は今後をこうみる。

「豊田氏の起用はコロナだけではなく他の政策立案の補強と、次の総選挙を睨み、自民党で燻る人材引き抜きなども視野に入れているのでは。
ただ、神谷代表も我は滅法強い。一度こじれると、双方激しい舌戦となり、豊田氏の口から『ハゲ~』に代わる新暴言が飛び出しかねません」

1・2・3・トヨダー!

「週刊実話」10月2・9日号より