ミン・ヒジンの大規模訴訟が国内に波及 日本の芸能界でも誹謗中傷への裁判ラッシュ開始か

ミン・ヒジンのインスタグラムより
韓国のガールズグループ・NewJeansの生みの親であるミン・ヒジン氏が、日本の芸能関係者からも高い注目を集めているようだ。

ミン氏といえば、昨年浮上したNewJeansの専属契約をめぐる紛争を起こし、日本でも大きなニュースとして取り上げられた。NewJeansは現在も表立った活動をしておらず、世界中のファンがミン氏とグループの動向をチェックしている。

そんなミン氏だが、自身を誹謗中傷したコメント投稿者らに対して、大規模な訴訟を準備中だと現地メディア「Dispatch」が報じた。

同メディアによると、ミン氏はネットユーザーに送付した告訴状を入手したとして、日本円で約30万~40万円の賠償金を請求していると伝えている。

今回のミン氏の訴訟に関して、日本の芸能界でも参考にできると注目度が上がっているそうだ。

「ここ数年、XやYahoo!ニュースのコメントで、芸能人に対するひどい誹謗中傷が多数書き込まれている。中には、事実無根の情報を流し、営業妨害しているアカウントも多く存在する。
現在、大手芸能事務所を中心として、誹謗中傷に対して賠償金を請求する大規模な準備が進められているという。今回のミン氏の裁判は参考になりそうで、どんな結末を迎えるのか、多くの芸能関係者が注目しています」(スポーツ紙記者)

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韓国芸能界の後を追う日本の芸能界

ちなみに現在の日本では、投稿された誹謗中傷に対して、芸能事務所は開示請求して削除させるなどの対応しかしていない。

イタチごっこが続き、誹謗中傷コメントを削除しても、次から次へと投稿するネットユーザーが後を絶たない状況だ。

そこで、大手芸能事務所を中心として、誹謗中傷を書き込んだユーザーには、賠償請求など社会的制裁を加える準備が着々と進んでいるという。

その裏には、暴露系アカウントの存在もあるとか。

「世界進出するグループが多い韓国の芸能界では、ネットユーザーへの制裁は日本より進んでいる。
日本の芸能事務所では、韓国の事例を参考にして誹謗中傷するユーザーへ簡単に訴訟を起こせるシステムを作る動きが出始めた。
まずは、今年の年末くらいから、大手芸能事務所が所属タレントを誹謗中傷するユーザーへ訴訟を起こし、大規模な裁判を起こすようだ。
その裏には、SNSや動画配信サイトを中心に、著名人の暴露ネタを投稿するアカウントの存在もある。
暴露ネタがキッカケでアイドルがグループ脱退に追い込まれることも多数あり、そういったアカウントを牽制する意味もあるという」(民放関係者)

これまでは、気に入らない芸能人をSNSで叩いても、削除要請くらいしかなかった。

しかし、今後は訴訟を起こされる可能性が高くなりそうだ。芸能人を誹謗中傷しているユーザーは、すでに訴訟の対象になっているかもしれない。