「只今不適切な映像が流れております」放送事故の歴史を網羅した『昭和テレビ全員集合』

『昭和テレビ全員集合』(小社刊)
2025年は「昭和100年」にあたるアニバーサリー・イヤー。現在のようにTikTokやYouTube、動画配信サービスもなかった時代、特に昭和30年代以降は、なんといってもテレビが娯楽の王様だった。

観音開きの扉が付いた白黒テレビからカラーテレビへ。ちゃぶ台の前でチャンネル権を奪い合いながら、家族みんなが番組に熱中した時代から1人1台の時代へと移り変わっていったが、当時テレビが世間を席巻していたのは疑いようのない事実である。

そのためか、当時のテレビ番組は「なんでもありの状態」だった。ブラウン管に映し出される新番組とそこに秘められたブームの予感に、当時の「テレビっ子」らは誰もが胸を躍らせたのである。

9月16日(火)に小社から発売された『昭和テレビ全員集合』(定価790円)は、その誰もが胸躍らせた昭和時代のテレビ界を振り返った記念ムック。ドラマやバラエティー、芸能人にまつわるニュースやスキャンダルなど、当時報じられたものが幅広く網羅されている。

芸能人騒動の裏側も収録

冒頭カラーページでは「テレビが伝えた伝説の記者会見」を特集。ビートたけしのフライデー事件や競馬のノミ行為で謹慎を余儀なくされたザ・ドリフターズ、そして暴力団関係者との交際で芸能界を去った島田紳助の衝撃会見などを掲載している。

また、名優・松田優作が出演作で残したしびれる名台詞や、刑事ドラマ『太陽にほえろ!』におけるマカロニ刑事とジーパン刑事の殉職シーンを考察。

国民的番組だった『8時だョ!全員集合』が繰り広げた仁義なき視聴率戦争の変遷やコントもできるバンド、ザ・ドリフターズの高い音楽性についても詳報している。

また、テレビ界の暗部も深掘りしており、現在のコンプライアンスでは到底考えられない過酷な収録で、負傷者を出し続けてきたアンタッチャブルなバラエティー番組を多数暴露。

堀ちえみ電撃引退の謎や木之内みどりの“愛の逃避行事件”、田原俊彦が語らない「ジャニーズの闇」など、芸能人らが直接、あるいは間接的に関与した騒動の裏側も収録している。

「只今不適切な映像が流れております」では放送事故の歴史を回顧していく。

令和も7年目を数え「昭和は遠くなりにけり」だが、ご興味ある方は書店、コンビニでぜひ手に取っていただきたい。

『昭和テレビ全員集合』
2025年9月16日(火)発売
790円(税込)

テレビの黄金時代であった昭和。昭和100年という節目に、2024年11月発売の『昭和テレビ黄金伝説』第2弾として追記検証。

<目次>
テレビが伝えた伝説の謝罪会見
昭和の革ジャン男
スゴかった自動車広告の世界
男が憧れる映画のクルマ
WJガールズ「夏女神祭」ビーチ大撮影会
昭和の鬼畜バラエティー番組プレイバック!
伝説のプロデューサー 怪人・康芳夫インタビュー
『8時だョ!全員集合』の知られざる裏側
ザ・ドリフターズの音楽性とその実力
真実の「カトちゃんケンちゃん」
昭和のテレビマンたちの(秘)トーク炸裂座談会
松田優作名言集
刑事対決!マカロニVSジーパン
昭和アイドル・ブラックボックス
松田聖子殴打事件
昭和アイドルを追いかけて
華々しく散った“B級”昭和アイドルたち
「只今不適切な映像が流れております」
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