高校野球で不祥事ドミノ 神村学園女子硬式野球部監督が酒気帯び運転で検挙

AIで生成したイメージ
高校野球強豪校の次は女子硬式野球部の不祥事か…。

夏の甲子園大会は15年ぶりの沖縄県勢の優勝で幕を閉じた。

V校・沖縄尚学の活躍よりも、2回戦を棄権した広島県・広陵高校の話題が各メディアで大きく取り上げられたのは、寮生活に蔓延る集団暴行の危険性、上下関係、隠蔽体質など「絶対に改めなければならない問題」が本当に改善されるのかどうか、日本中の野球ファンが注視していたからである。

「広陵高校は、中井哲之監督の退任を発表しました。野球部の在り方、指導方針などをゼロから見直します」(地元メディア)

同校と被害者側の主張は隔たりも大きく、今後の事実解明が注目される。そんな中、高校野球界で新たな指導者のスキャンダルが発覚した。

鹿児島県の神村学園高等部・女子硬式野球部の50代の男性監督が8月23日、「酒気帯び運転の疑い」で検挙されたのだ。

同監督は遠征先の京都で練習試合の会場に向かうため、野球部の部員17人を乗せてマイクロバスを運転していた。

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公立高野球部監督の暴力的指導も発覚

「事故が起きていたら、一大事でした。午前7時過ぎ、福知山市内で京都府警の検問を受け、基準値を超えるアルコールが検出されました」(スポーツ紙記者)

同校女子野球部は、春夏通じて全国制覇9回を誇る強豪だ。関係者の話を総合すると、マイクロバスを運転していた同監督に「酔っている」ような違和感は見られなかったそうだ。

しかし、同校の発表によれば、前夜11時過ぎまで「宿舎でお酒を飲んでいた」とのことで、同校が義務づける運転前のアルコールチェックも怠っていたという。

「8月26日には兵庫県の公立高野球部の70代監督の暴力的指導も発覚。7月、部内の紅白戦中に起きたもので後日、教員が被害部員の顔のケガに気付きました。
その監督は、かつて神村学園や岡山県・創志学園などを甲子園出場に導いた実績もあります」(同)

甲子園大会での暑さ対策も大事だが、日本高野連がまず取り組むべき問題は、ほかにあるのでは。

「週刊実話」9月18日号より