『あんぱん』『べらぼう』も停滞…芸能事務所の“朝ドラ&大河ドラマ離れ”が進行中

今田美桜、横浜流星 (C)週刊実話Web
クライマックスに向かうNHK連続テレビ小説『あんぱん』の人気が停滞している。

今田美桜がヒロインを務める『あんぱん』は現在、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩(北村匠海)が、作詞家としてヒット作を生み出すところを描いている。

Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が登場するなど盛り上がりを見せたが、視聴率は思うように伸びない状況が続いている。

7月に番組視聴率は初めて17%(ビデオリサーチ調べ/関東地区・以下同)を超えたが、その後は伸び悩み16%台に逆戻り。話題を集めているが、17%台を突破できない状況が続く。

また、SNSでは今田が演じるヒロイン・のぶへの厳しい意見も出始めるようになった。一体『あんぱん』に何が起きているのか?

「このままいけば、前作の『おむすび』をはじめ、『舞いあがれ!』、『ちむどんどん』の全話平均視聴率は超えられそうだ。
ただ、ブームを巻き起こした『虎に翼』は越えられそうになく、勢いを失っている。
また、ヒロイン・のぶがウザいという意見も多く、妹を演じる河合優実さんを絶賛する声が大きい。
今田さんは、せっかく主演を演じたのに評判を落としています」(民放関係者)

そんな『あんぱん』と同じく、元気がないのが今期のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』だ。

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『べらぼう』は『いだてん』を超えられるのか?

横浜流星が主演『べらぼう』は、さまざまな芸能人がサプライズ出演して話題を集めている。ただ、視聴率はさびしく、一桁が定位置となり、8%台に落ちることも。

このままでは、全話平均視聴率の歴代ワースト作『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の8.2%を下回る可能性もあり、大ピンチを迎えている。

かつては、朝ドラと大河といえば、多くの俳優が主演を夢見た特別なドラマシリーズだ。しかし、現在ではオファーを断る事務所もあるほどにレベルが下がったと、他局の編成担当者が明かす。

「朝ドラと大河は拘束される時間が長く、ギャラがすごく良いわけでもない。
その上で、他のドラマより視聴率をチェックされ、失敗すれば袋叩きにあう。現代において俳優からしたらデメリットしか無い。
中には、朝ドラや大河の主演を何度も断っている大物俳優もいると聞きます。いまや、事務所としても話題作が多いNetflix作品で主演をやらせたい。
ギャラもNHKの何倍も良く、朝ドラと大河は俳優が目指すべきドラマではなくなった」

2025年度後期の朝ドラ『ばけばけ』は高石あかり、2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』は池松壮亮が主演を務める。

現在の状況で国民的ヒット作を生み出すことができるだろうか。