夫と息子には絶対秘密! 同性愛に目覚めたセレブ妻が溺れる自宅情交の背徳

リビングで愛し合う背徳感がたまらない

「その日から、夫も息子のことも目に入らなくなりました」というくらい彼女にハマり、自宅にも招くようになった夢子さんが言う。

「夫や息子にはカルチャーセンターで知り合った方だと説明しました。Xもバーで出会った時のような男装ではなく、普通に女性の格好をしていたし、夫も息子も私の交遊関係にそれほど興味がないみたいで、何の問題もありませんでした」

夫や息子が不在の時は2人で客間に閉じこもって「行為」にふけることもあるという。

「シェアハウスに住んでいるXの自宅には行けないし、万が一、人目についたらと考えるとホテルなども利用できないので、うちで会うしかないんです。
夫や息子が家にいる時は眠るまでリビングでおしゃべりして、その後こっそり客間で愛し合います。背徳感がたまらない刺激になっています」

客としてもXさんの店に顔を出すことも有ると言う夢子さんは、そこへ集まるレズビアンの生態についてこう説明する。

「レズビアンと言っても、その関係はさまざまです。女として女が好きな人が正統なレズビアンで、心が男なら女が女を求めてもノーマルだし、女同士でもお互い心が男なら、ゲイの扱いになります」

無用なトラブルを避けるため、たとえ「心が女性」でも男性の肉体を持つトランス女性はXさんのお店には入店できないという。

「性転換手術を受けていれば入店は可能です。心が女で女が好きな元男性のレズビアンは入れますが、男性に性転換した元女性は入れません。一言で言うと、体が男性である人は性自認にかかわらず出禁なんです」

こういった縛りは店によって違うようで、性嗜好に関係なく、誰でも入店可能なレズビアンバーもあるらしい。

取材・文/清水芽々

清水芽々(しみず・めめ)

1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。