小平奈緒が長野県でカフェをはじめたワケ “職場”の隣で恩返し

小平奈緒インスタグラムより
2018年の平昌冬季五輪・スピードスケート女子500メートル金メダリスト、小平奈緒さんが8月11日(山の日)、カフェをオープンさせた。

アスリートが引退後に飲食店のオーナーになるのは珍しくないが、彼女の場合はそんな単純な話ではなかったようだ。

「オープンさせたのは、相澤病院隣のフォーラム本庄1階にある『Climbing Coffee』という店です」(地元メディア)

長野県松本市にある相澤病院は、現役時代から在籍していた彼女の職場だ。小平さんは幼少期からスピードスケートで好成績を収め、信州大学卒業後も競技を続けるつもりでいた。

「有名選手の大半は大手企業の所属になって競技に専念するか、資金援助をしてくれるスポンサー企業が見つかって、競技を続けられる」(同)

当時はクラウドファンディングも定着しておらず、彼女は病院にスタッフとして採用され、働きながら競技を続けた。

【関連】元女性アスリートが風俗転身する納得の理由 都内の店舗には五輪経験者も在籍 ほか

小平奈緒さんが店に立つことも

「国際大会や強化合宿にも参加できたので、彼女は病院に感謝し、病院側も彼女の活躍で全国から認知されるようになりました。
引退後もブランドアンバサダーの肩書で病院に残り、フルタイムで働く日も少なくありません。
地元での講演会や、信州大学の特任教授としても活動してきました。彼女は現役時代から努力家としても知られています」(同)

職場のすぐ近くにカフェをオープンさせたのは、思い入れがあったからだろう。

「客層は病院の関係者だけではありません。登山客や観光の途中で立ち寄った人もいました」(スポーツ紙記者)

現役時代を支えてくれた病院関係者の元や松本市を離れたくないとし、近くの商業スペースが空くのを待っていた小平さん。

「すぐ隣」というベストポジションが転がり込み、病院スタッフや見舞い客を癒やせる場所を設けたいという希望が叶うことに。

今後は小平さん自身が店に立つこともあるされ、自身のインスタグラムでエプロン姿も公開している。

癒やしの笑顔に会いに行ってみてはいかがだろうか。

「週刊実話」9月4日号より