引退・中田翔の不義理投稿に中日ファン激怒「恩知らず」「非常に不愉快」

中田翔インスタグラムより
中日ドラゴンズの中田翔が、8月15日に引退を表明した。これに先駆け、自身のインスタグラムに投稿した引退匂わせ画像が物議を醸している。

中田は14日夜10時頃、ユニフォーム姿の自身が、球場を見つめる画像を投稿した。

文章はなく画像のみで、その構図は、これからの引退発表を前に、思い残すことはないという覚悟を背中で語るようでもあった。

しかしこの画像、撮影場所は古巣の北海道日本ハムファイターズが本拠地にしていた旧札幌ドーム(現・大和ハウス プレミストドーム)で、ユニフォームも中田が属していた時代の日本ハムのもの。撮影されたのは、少なくとも中田が同チームに属していた2021年までだ。

中田は日ハムから、リーグを移って巨人へ移籍し、現在は中日の一員だ。こうした投稿をするのであれば、バンテリンドームで中日のユニフォームを着るのが筋だろう。

当然のように中日ファンからは「不誠実ではないか」「非常に不愉快」「恩知らず」との声が相次ぐ。

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成績的にも全盛期ではあるが…

中田は2007年のドラフト会議で日本ハムに指名され、最高額の契約金1億円で入団。強打者としての期待を背負い、2011年にはフル出場で91打点を記録し、3回の打点王、5回のベストナインに輝いた。

特に2014〜16年は3年連続で100打点を記録し、当時若手だった大谷翔平を押し退けて不動の4番に君臨。成績としては、この時期が選手としての全盛期であった。

いわば中田が日ハム時代の栄光にすがるのは仕方ない部分があるが、ユニフォームを脱ぐ球団は中日であり、中日ファンが不満を露わにするのもまた仕方ないだろう。

「中田は2021年の暴行事件で日本ハムと決裂し、巨人へ追い出される形となりました。しかし、今回の投稿を見ると、最も愛着があるのは日本ハム。
当時の謝罪会見は形式的だと叩かれ、出場停止も巨人移籍で消滅、無意味さを批判されましたが、今では心から反省しているのでは」(スポーツ紙記者)

引退セレモニーでも、日本ハム関係者がコメントを寄せるかもしれない。となると、巨人を戦力外同然で追い出された中田を拾った中日としては、余計に不満だろう。