巨人・阿部監督の求心力低下が深刻 ファン&球団の低評価で早まる退任と“松井監督”誕生

東京ドーム (C)週刊実話Web
巨人軍・阿部慎之助監督の進退が危うい。ファンからの評判は悪く、球団からの庇護もないため、黄色信号が灯っている。

阿部監督はもともと試合後の監督インタビューが不評だった。5月の試合では「リードした本人に聞いた方がいいと思うので」と甲斐拓也にバトンタッチするファンサービスも見せたが、選手を褒めることは基本的に少なく、勝った試合ですら貶すことも多い。

挙句、取材拒否も多く、8月13日には今シーズン4度目の拒否を行った。

この日は、田中将大が勝利投手の権利を目前に、守備がミスを連発。逆転負けを許した情けない展開ではあった。

しかし、ファンからは「原を見習え」「どこまでも陰険」「普通にダサい」などと怒りの声が上がり、敗戦で苛立つ火に油を注いでしまった。

長嶋茂雄さんが強く唱えていたように、ファンあってのプロ野球。ファンの心が離れれば、よほど球団からの庇護がなければ続投は厳しいが、阿部監督はここも心許ない。

【関連】巨人・阿部監督退任か 阪神V達成時の不吉なデータと“長嶋チルドレン”をめぐる聖杯戦 ほか

球団評価も低下で“松井秀喜監督”一直線か

「阿部監督は以前から前時代的な指導法が目立っている。今シーズン序盤に、不調のエース・戸郷翔征を『あれではバッティングピッチャー』と酷評。トレードでソフトバンクに出された秋広優人も『野球を知らないんじゃないか?』と“口撃”し、読売グループ内でも問題視されているといいます」(スポーツ紙記者)

ファンと球団、両方からの評価が低ければ、当然ながら今後の続投は難しいものになる。

ただでさえ巨人は松井秀喜監督待望論が多く、阿部監督が一発逆転して延命するにはCS突破から下剋上での日本一くらいしか道は残されていないだろう。

「長嶋さんの逝去にあたり、松井氏は『生前の約束を果たす』と発言しましたが、これは巨人軍の監督就任を指すというのが公然の秘密です。
これはかなりの話題性が見込まれ、興行面で大きなブーストにもなりますから、覆すのはかなり難しいでしょう」(同)

いずれにせよ、阿部政権は短命に終わりそうだが、ファンの間に広がるのは同情か惜別か。