【夏ドラマ連動クイズ】『能面検事』で注目される検察官バッジの呼称は?


検察官バッジ
正解は「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)バッジ」。

昭和25年(1950年)に定められ検察官バッジは,紅色の旭日に菊の白い花弁と金色の葉があしらわれ、そのデザインが霜と日差しの組合せに似ていることから、こう呼ばれています。

「秋霜烈日」とは、秋におりる霜と夏の厳しい日差しのことで、厳正な検事の職務とその理想像とが相まって刑罰や志操の厳しさにたとえられたのです。

【検察官に関する豆知識】
●意外と少ない人数
犯罪を捜査し、被疑者を裁判にかける(起訴する)かどうかを最終的に判断できるのは、日本では検事だけですが、司法試験合格者は裁判官、検察官、弁護士になるかが選べます。

そのためか、全国の検事の数は、1900人程度(副検事を含めると2700人強)。近年はなり手が不足し、日本の人口に対して非常に少ない職業人口となっています。

●全国転勤が多い
公正な職務を保つため、同じ地域に長く留まらないよう数年おきに全国規模での異動が行われます。人数も少ないことから、抱える案件が多いことも問題視されているのが現状です。

●階級と年収
検察官には、上から順に「検事総長」「次長検事」「検事長」「検事」「副検事」の5つの階級があり、このうち「検事総長」「次長検事」「検事長」は内閣が任命し、天皇陛下が承認する認証官です。

また、検察官の年収については下は約600万円から上は約2900万円までと言われています。