小学生で小遣い50万円、中学生でキャバクラ通い 放蕩息子を事業家にまい進させた子育て術

AIで生成したイメージ
多数の事業を抱える起業家や、海外を転戦するプロスポーツ選手たち。お金持ちの生活は、多忙を極める場合も少なくない。

こうした親たちはなかなか家に帰れないため、年頃の子供にも十分に構ってやれない。貧乏人たちが酒の肴にしがちな「お金持ちでも幸せとは限らない」事例の典型である。

だが、実際はそうとも限らないようだ。

「うちは両親ともに経営者で、普段、面倒を見てくれたのは祖母。父親と母親は一番忙しい時期は、どちらも月一程度しか会えませんでしたね。
お小遣いだけは祖母に言えば無限にもらえるシステムだったので、小学生で月に30〜50万円は使い、中学生になる頃にはキャバクラに通ってましたよ(笑)。
両親がいなくても全然寂しくなかったですね。普段から電話やメールで頻繁に連絡は取り合ってましたし、小学生にもなれば親に構ってもらうより友達と遊ぶほうが楽しいじゃないですか(笑)」(飲食店経営者・46歳)

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両親元気で留守がいい

「絵に描いたようなバカ息子だった」と振り返る彼。だが、散財して放蕩の限りを尽くした結果、早い段階で大抵の遊びに飽きた。「高校生の頃には『僕も両親のように自分で稼ぎたい』と思うようになり、いろいろな事業や投資の真似事を始めました。
自分でビジネスを手掛けてからは、なおさら両親のことを尊敬するようになりましたし、反抗期も全然ありませんでしたね。自分の人生を楽しんでいる両親の姿を見ながら、いつもかっこいいなと思ってましたから」(同)

なるほど、逆に自分の人生を捨てて子供に夢を託すような親ほど痛烈な反抗期に見舞われ、親子関係も悪くなりがち。

特に情報量が多く、親に言われずともやりたいことの多い最近の子供にとっては、「両親元気で留守がいい」のかもしれない。

「週刊実話 ザ・タブー」8月8日号より