有名漫画家の子供は進学・就活に有利? 人生イージーモードな“親ガチャ”成功者たち

 

漫画家の子供は就活に有利?

一方、世の中にはお金持ちばかりが居住する地域があり、そうした地区の学校の授業参観や運動会は華やかだ。

保護者として集まるのは、有名俳優、プロスポーツ選手、人気お笑い芸人など、各業界のスターたち。当然、その子供たちもクラスメート間でスターとなる。

「うちの親はイケメンでもなければ、テレビに出るわけでもありません、漫画家なんです。
けど、漫画家ってのはとても不思議な職業で、各界の有名人側がうちの父のファンを公言して、家に遊びに来るんですよね。
そのおかげで僕もさまざまな業界の大スターからかわいがってもらいましたし、学校では鼻が高かったです。
嫌な思いをしたのは、(親と比較される)美術の授業くらいでしたね(笑)」(音楽事務所勤務・36歳)

高校・大学は一貫性の有名校に通ったが、実はこれも親のコネで合格が決まっていた様子。入った時点で既に教師間では有名な生徒になっており、「校長先生宛に」と頼まれたサインは実際に校長室に飾られたのだとか。

これでは、教師たちからの特別扱いが露骨なのも無理はない。

「就職先には出版業界を勧められたのですが、逆に出版社側が自分に気遣うのを懸念して固辞しました(笑)。
けど結局、他の大企業の数々も応募した時点で噂がまわっていたらしく、ほぼすべて内定でしたね。面接官の目がキラキラしている時点で、『あ、ここも採用だな』と(笑)」(同)

なんともイージーモード過ぎて、漫画にはなりにくそうな人生である。

「週刊実話 ザ・タブー」8月8日号より